投句数はひとり5句まで
兼題俳句をひとつずつ入れてください
投句後の編集はできません。
02月24日(金) 15時46分15秒 ドン・ガバチョ 兼題・自由題[前のページ] [次のページ]
薄氷や時の流れのとどまらず
春寒や古道一陣の向かひ風
02月23日(木) 08時17分34秒 垂鉛 兼題
薄氷や不戦の誓溶けゆく世
02月22日(水) 17時28分06秒 桃一 自由題
髭氷柱ラジウス囲む寡黙かな
02月21日(火) 18時04分23秒 山姥 兼題
薄氷に水のピチャピチャ晴れていく
冬晴れに迫りて見えし筑波山
02月21日(火) 17時39分19秒 垂鉛 雑詠
雪形の猿あらはれて畑に声
02月21日(火) 09時40分55秒 紅葉 兼題・自由題
薄氷蛙の足跡輪になりけり
空望む遠くの山を写しけり
終わったと挨拶をする春の日に
02月20日(月) 15時19分52秒 市之瀬すみか 早春
梅の山沖に初島見ゆるまで
薄氷絵文字にたよるLINEかな
山笑ふ峠に二軒カフェと茶屋
02月19日(日) 09時37分50秒 桃一 兼題 薄氷・山
薄氷の藁一本の名残かな
山覚めて谷落つる岩音も無し
02月16日(木) 19時23分53秒 垂鉛 雑詠
恋ひ恋ひしバレンタインの日は更けぬ
02月16日(木) 17時56分25秒 垂鉛 兼題
春浅き山路にひとつ翁句碑
02月15日(水) 17時43分14秒 桃一 自由
雪兎半時遊びて野に帰る
日脚伸ぶ窓の手形の拭きそうじ
02月11日(土) 17時39分33秒 箱の居候 誤印字、お詫びいたします(_ _)
俳号桃一さんの、投票箱 投票第1位、
臘梅の一片に染む星明り
の句で、星明り→星明かり と誤って印字してしまいましたこと、
誠に申し訳ございませんでした。お詫び致します。
02月11日(土) 15時36分47秒 箱の娘 2月の兼題写真
箱の蓋が開きました。
皆さまのたくさんの投句をお待ちしています。
02月11日(土) 09時01分47秒 桃一 選者様 皆様へお礼
荒井先生
木戸口に覚え声して寒卵
選句をしていただきありがとうございました。とても嬉しいです。私の住むところではまだこのようなやりとりがある良いところです。これからも先生方のご講評をいかして励んで参りたいと思います。
皆様
臘梅の一片に染む星明り
投票ありがとうございました。臘梅のあの半透明感の美しさを何とか詠みたいといつも思っているのですがそれにしても難しいです。皆様の素晴らしい句に後押しされながら、楽しく投句させていただいています。
02月11日(土) 00時54分05秒 箱の居候 投票箱 〔集計結果〕
皆様の投票結果です。
今回は、2/2(木)に投句一覧が発表されてから、2/6(月)「選句会」までの短い期間でした。
1位5票 臘梅の一片に染む星明かり
2位3票 二十年生き抜く手術寒卵
3位2票 直線距離スマホ画面とオリオン座
野良猫の皿に落とせし寒卵
木戸口に覚え声して寒卵
初魚の荷の高々と直売所
愚直道笑われ進み枯野人
4位1票 直筆の賀状一枚宝物
薄明かりに溶けて消へゆく冬銀河
寒卵ラッシュアワーで席を立ち
七草の朝の光に背を押され
三学期までのマニュキアお年玉
寒卵たましひ色に透けにけり
来し方は]セピアとなせり寒灯下
福引きやうれし恥ずかしハンドベル
浅き春直ぐには言へず寄り道し
ヘルパーに貰う賽銭小正月
今昔の良き日を偲ぶ寒卵
朝まだき温ぬく温と寒卵様
02月10日(金) 22時52分18秒 あずき 選者様へお礼
荒井先生
入選させて頂きありがとうございました。
寒卵たましひ色に透けにけり
の句は、最初は、たましひ色ではなく命の色でしたが、
生けるものの命を糧として繋ぐことに感謝する気持ちが込められる
フレーズは、たましひ色しかないと思い句にしました。
この句は推敲を重ねて出来た思い入れの句でしたのでとても嬉しい
です。
02月10日(金) 22時45分13秒 あずき 選者様へお礼
芦野先生
特選に選句して頂き、とても嬉しいです。
"荷の" と "荷を" の助詞の一文字で静から動へと景色が変わることは
未熟な私にとって大変勉強になりました。
ありがとうございました。
02月10日(金) 08時26分04秒 箱男 惜しい句と添削・選者の句
惜しい句と添削
《来し方はセピアとなせり寒灯下》
「なせり」は使役の他動詞なので目的語が必要なため、「来し方は」を「来し方を」に変える。または、「来し方は」のままなら「なせり」を自動詞化して「なれり」、「なりて」に変える。そのような整理が必要。
《今昔の佳き日を偲ぶ寒卵》
「佳き日」と「寒卵」の関係に作者独自の思い出があるようでわかりにくい。昔、結婚式で子作りに励めと寒卵を贈られたのだろうか。もしそうなら、今は昔、セクハラの感がちょっとする。
《福引や嬉し恥づかしハンドベル》
ハンドベルの着眼は面白いが、「嬉し恥づかし」は表現したい感情でそのものであり、説明になってしまっている。例えば「福引の過ぎたる福やハンドベル」。
《直筆の賀状一枚宝物》
前句と同じく表現したいことの説明は避けたい。ここでは「宝物」がそれ。例えば「先生の直筆清(すが)し年賀状」。
《朝まだきジム煌々と冬の月》
「朝まだき」は名詞なので「ジム」を形容するには無理がある。「早朝の」に替えてはどうだろう。
【選者兼題句】
荒井理沙
この道は真つ直ぐのはず雪月夜
いくばくの我が盛衰や寒卵
芦野信司
寒卵命一つをいただけり
素直なる心で
02月10日(金) 08時23分50秒 箱男 入選句 選者のコメント 芦野
芦野信司選
特選
《初漁の荷の高々と直売所》
初漁のめでたさを中七で表現。「直」の字の兼題を納得感ある「直売所」でクリアー。共に巧みだと思う。作者は、荷が高々と積まれた直売所の静的映像を選択されたが、「荷の」を「荷を」に変え、荷が積まれる動的映像としても良さそうだ。作者は迷われたものと思う。
秀逸
《とうちやんのどんぶり飯や寒卵》
卵かけご飯の句。おそらく肉体労働者であろう父ちゃんへの愛情と生活感が季語の寒卵だけできっちり表現されている。
《野良猫の皿に落とせし寒卵》
作者の野良猫に対するあわれみの情が表現された句。選者の会では「落とせし」が文法的には誤りで「落としし」に訂正すべきとの指摘があった。なお、同じ間違いは「残す」の場合にも起きやすく「残せし」ではなく「残しし」。記憶しておきたいところだ。
並選
《ヘルパーに貰う賽銭小正月》
「貰う」という言葉遣いなので現代仮名遣いの句。現代世相を的確に掬い取った句なので仮名遣いの選択も美しいと思う。初詣が参詣客の少なくなった小正月であることで、介助を受ける「私」の姿がありありと浮かぶ。季語・小正月の使い方が巧み。
《牝鶏の形見にならむ寒卵》
寒卵が、体力の衰えた牝鳥の方を表現するという着眼点が面白い。考えてみれば「寒」も「卵」も牝鳥の身には厳しいだろう。
02月10日(金) 08時20分56秒 箱男 入選句 選者のコメント 荒井
荒井理沙選
特選
¬《二十年生き抜く手術寒卵》
寒卵は思いを託して句にしやすい季語だと思う。医者からこの手術を受ければ二十年生きますよと言われたものか その願望か。寒卵に思いを寄せたのだろうか。
秀逸
《木戸口に覚え声して寒卵》
木戸口からだと お隣さんの声なのか にこにことその手には寒卵が。ほのぼのとした御近所付き合いって良いものですね~。
《寒卵たましひ色に透けにけり》
まだ温もりのある卵を日に透かしたのか。ザラザラとした質感の皮の中から見える生命感みなぎる卵黄をたましひ色との表現は天晴れである。
並選
《奪い合ふちよつと大きな寒卵》
終戦直後の自分と重ねてしまった。ほんの僅かな大きさの違いでの奪い合いが 飽食の現在でもあるのか 俳諧味のある一句である。
《とうちやんのどんぶり飯や寒卵》
どんぶり飯だと卵一個では足りなかろう。もう一個落としいれたのかも。とうちやんの豪快な笑顔が浮かぶ。幸せだなぁ。