ハマブン句会 投句箱

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07月10日(金) 08時45分50秒    箱男    6月入選句

おめでとうございます。

07月10日(金) 05時52分21秒    箱男    6月入選句コメント7

【今月の入選句】
句会の運営方法:
句会参加者全員に特選一句と入選四句を選んでいただきます。特選は2点、入選は1点と得点化し、それを集計します。集計した結果の上位二句を当月の特選とし、次の上位八句を秀逸句といたします。なお、同一得点の場合の順位は、当番司会者の判断によります。
今月は以下のとおりとなりました。

特選
《夏の星やさしき奴が先に逝く  王茶堂》
6点句でした。「夏の星」の季語が活きているか否かについて、賛否の分かれる鑑賞がありました。また「奴が」を「奴は」にする提案がありました。作者から、友人が亡くなった実体験を「夏の星」に託し、自然な口語句として「が」を採用したという説明がありました。
《葉の陰にムーミン顔の茄子ひとつ  静御飯》
6点句でした。人気のある句でした。葉陰のムーミンがかわいらしく、発想が新鮮だったという評価でした。


07月10日(金) 05時50分29秒    箱男    6月入選句コメント6

秀逸
《寝転べば会へる人あり草茂る  ケーナ》
5点句でした。会える人が誰であるかは鑑賞者によって変わる。「草茂る」との取り合わせが思いがけないと評価されました。
《不器用は俺も同じだ蟇蛙  王茶堂》
5点句でした。不器用を自認する作者が、そばに寄っても動かない蟇に自らを投影している面白さが評価されました。
《絵日記に父の顔ある夏休み  すみか》
5点句でした。「絵日記」が今の子供のものか、かつて自分が子供の時に書いたものなのかで、二通りの鑑賞の仕方があると指摘されました。作者が句会に参加されていませんでしたので背景を知ることはできませんでしたが、いずれにしても味わい深いと評価されました。
《江ノ電や踏切越しの七変化  カケス》
5点句でした。俳句の王道に沿った作りで気持ちの良い句と評価されました。映像的であり「七変化」の措辞も合致しているとの鑑賞がありました。
《どの茄子も客待ちの顔無人店  並木》  
4点句でした。擬人化した茄子と無人店の取り合わせの面白さが評価されました。


07月10日(金) 05時48分38秒    箱男    6月入選句コメント5

《湧き上がるゴジラの背中夏の雲  カケス》
4点句でした。入道雲の比喩にゴジラの背中を持ってきた面白さが評価されました。ゴジラの背中で放つ雷光のような光も夏の雲めいているとの鑑賞がありました。
《立ち止まる浄土は遠き茄子のベコ  森音》
4点句でした。「茄子のベコ」が季語になり得るかで論議となりました。季語の「茄子の牛」はお盆で祖先の霊がゆっくり帰っていく姿を表しているので、句意にそっていると解釈されます。しかし敢えて「ベコ」とした理由がどこにあるのかは作者が句会に参加していなかったためにわかりませんでした。三段切れを指摘する意見がありました。
《大粒の虎が涙や荒磯松  ジャンダルム》
3点句でした。曽我物語を踏まえた句であり、古典文学への造詣を含めて評価されました。また大磯の風景が目に浮かぶと鑑賞されました。


07月10日(金) 05時42分32秒    箱男    6月入選句コメント4


他の3得点句の評のいろいろ
 (玉緒さんを偲び)
《思ふことやつてみなはれ麻衣  ヒロシ》
 京都弁のリズムと麻衣の取り合わせの良さが評価されました。前書きが無くても成立するとの意見もあリましたが、作者は勝新太郎・中村玉緒の夫婦関係を描きたかったということでした。
《家じまい面影だけの濃紫陽花  睡蓮》
寂しさが伝わると評価されました。面影だけだと濃紫陽花の季節感が弱まるという指摘もありました。作者は実際に故郷の家の家じまいをしたそうです。上五には他人には窺い知れない思いが込められているようです。
《大夕焼影のぶつかる河川敷  すみか》
この影がどういう影を想定できるかで多くの意見が出ました。子供の遊ぶ影、男女の影、サッカーしている影、夕焼が落とす雲のような大きな影、いや影は古典的には光であるので川面の反射がぶつかっているのではないか。結論は作者不在でわかりませんでした。
《君影草一人が好きと言ひがたく  真以耶》
君影草はスズランのことであり、小さな花が沢山咲くことと「一人が好きと言ひがた」いことの関係性が多様に鑑賞されました。本当はこの内の一人が好きなのだがそれが言えない。あまりに多くて一人を君とは言えない。スズランの根は有毒であることからもっと煩悩に根差した解釈もできそうだ、等。作者の発想はこのうちの二番目に近いようでした。


07月10日(金) 05時39分52秒    箱男    6月入選句コメント3

2得点句の評のいろいろ
《折れた傘立てかけられて桜桃忌  カケス》
折れた傘を捨てられない優柔不断な態度に太宰治の忌日に似合っている。
《太鼓腹油大好き茄子太郎  さこと》
油を吸った茄子が美味しそうだ。太鼓腹も三段切れも気にしない居直り感がある。
《主なき庭の片隅茄子光る  静御飯》
一隅の「光」となっている茄子が魅力だ。
《笊の上長茄子ごろり昼寝中  さこと》
茄子も昼寝も夏の季語であるという季重なりが指摘された一方で擬人化された茄子の昼寝は季語に当たらないという指摘もあり、論議になった。
《雲梯にしづく連ねる梅雨晴れ間  桃一》
「連ねる」は他動詞であり「連ぬる」と文語の自動詞にする提案、また語順を変えた「雲梯に連ぬるしづく梅雨晴れ間」の提案もあった。
《をちこちに梅雨空置きて潦  カケス》
梅雨時の風景が見える。


07月10日(金) 05時36分49秒    箱男    6月入選句コメント2

《昆布干す浜の少女のほつれ髪  ヒロシ》
昆布の色や形と少女のほつれ髪との対比が良い。
《夕立の雫をまとふ茄子の紺  麦ちひろ》
「夕立」と「茄子」の季重なりの指摘があった。
《白服の家族写真の影青し  浜防風》》
写真の中の白服は季語性が低くなるという指摘があった。作者はこの句で原爆を表現しようとした。
《装へどどこか寂しき捩れ花  すみか》
身につまされる。
《昆布刈る昼餉は妻の塩むすび  ヒロシ》
句の形が良い。美味しそう。
《月山と暮らしてもぎる茄子かな  ケーナ》
「月山と暮らして」が良い。
《沖縄忌海を染めたる夕日影  王茶堂》
戦争の傷跡が生々しい。
《老鶯や樟の樹冠の葉の影に  ジャンダルム》
姿が見えず鳴き声だけが聞こえる様子だ。


07月10日(金) 05時33分50秒    箱男    6月入選句コメント1

一得点句の紹介
《じやあまたと手を振る君の影涼し  並木》
《葉脈の紫紺残して茄子の艶  すみか》
《七夕やてるてる坊主も軒に揺れ  漣》
《茄子もぐや籠に日暮れの風満ちて  麦ちひろ》
《葉の影に紫紺きはまる初茄子  ジャンダルム》
《ラムネ瓶嘘も誠も閉じ込めり  浜防風》
《聖堂を七色に染む夏日影  並木》
《雹打てりサラブレッドの背に肩に  ジャンダルム》
《谷戸坂の狭き歩道や風死せる  真以耶》
《焼き茄子や夫婦で笑ふツボ違ひ  すみか》
《君影草ジューンブライド鐘響く  睡蓮》
《夏の月沖ゆく船の影ひとつ  ヒロシ》
《道すがらおもだか白く透きとほり  まさひろ》
《夏帽子歓声あげて影を踏む  静御飯》


以 上


07月01日(水) 21時30分39秒    箱の住人    句がない方

投句一覧表に投句された句がない方はお手数ですが、
下記アドレス(箱の住人)までメールをお願いいたします。

kukaibako2023@gmail.com


07月01日(水) 21時27分51秒    箱の住人    投句一覧表

お待たせしました。6月は87句の投句をいただきました。ありがとうございます。

2026年6月  季題「茄子」 読み込み漢字「影」     一覧 その1

1.じやあまたと手を振る君の影涼し
2.朝取りの紫紺の茄子の光りをり
3.木道をゆく影二つ初夏の午後
4.葉脈の紫紺残して茄子の艶
5.折れた傘立てかけられて桜桃忌
6.太鼓腹油大好き茄子太郎
7.寝転べば会へる人あり草茂る
8.長茄子や献立迷う夕餉前
9.思ふことやつてみなはれ麻衣(玉緒さんを偲び)
10.主なき庭の片隅茄子光る
11.七夕やてるてる坊主も軒に揺れ
12.愛子さま日出づる国を照らす虹
13.水脈を引く巨大タンカー青葉潮
14.じょりじょりと茄子の料理作る日や
15.茄子もぐや籠に日暮れの風満ちて
16.古民家に風鈴靡く夏の宵
17.大粒の虎が涙や荒磯松
18.路地裏の茄子の薄紺空は青
19.どの茄子も客待ちの顔無人店
20.「影踏んだ」家路流れる夕薄暑
21.笊の上長茄子ごろり昼寝中
22.かき氷求めて歩く景勝地
23.雲梯にしづく連ねる梅雨晴れ間


07月01日(水) 21時27分09秒    箱の住人    投句一覧表

2026年6月 季題「茄子」 読み込み漢字「影」     一覧 その2

24.夏の宵小籠包の熱き汁
25.我の顔忘れてアイス舐めた妣
26.家じまい面影だけの濃紫陽花
27.湧き上がるゴジラの背中夏の雲
28.一つ採るたびに夏濃き茄子畑
29.虹濃しやあの声笑顔逢ひたくも
30.をちこちに梅雨空置きて潦
31.昆布干す浜の少女のほつれ髪
32.夏夕立過ぎてぬかるむ影法師
33.アパートの笑窪の少女半夏生
34.喧嘩して帰れば母の焼なすび
35.大夕焼影のぶつかる河川敷
36.夕立の雫をまとふ茄子の紺
37.初夏はまだ影が出来ぬ雨の日や
38.はや君は六十路なりきや夏の月
39.不器用は俺も同じだ蟇蛙
40.蛍を蓋う十指の球の影
41.茄子を煮る思ひ出遠し流るる日
42.葉の影に紫紺きはまる初茄子
43.眼裏に幻影浮かぶ夏の海
44.白服の家族写真の影青し
45.父の手の清水あふれて顔うづむ
46.装へどどこか寂しき捩れ花
47.茄子漬の色より深き母の愛
48.立ち止まる浄土は遠き茄子のベコ


07月01日(水) 21時26分08秒    箱の住人    投句一覧表

2026年6月 季題「茄子」 読み込み漢字「影」      一覧 その3

49.影伸びる寺の境内蝉時雨
50.切り込みに醤油沁むるや茄子熱き
51.我が夢にふりそそぎたる白夜光
52.物憂いのお口のおもちゃさくらんぼ
53.名を刻む平和の礎沖縄忌
54.昆布刈る昼餉は妻の塩むすび
55.ラムネ瓶嘘も誠も閉じ込めり
56.カナリアの声飾られて合歓の花
57.大小を差して茄子の共揃ひ
58.聖堂を七色に染む夏日影
59.雹打てりサラブレッドの背に肩に
60.森影を夏至の朝の長き日矢
61.谷戸坂の狭き歩道や風死せる
62.夏の星やさしき奴が先に逝く
63.絵日記に父の顔ある夏休み
64.初茄子黄色いヘタの瑞々し
65.朝採りやボールに浮かぶ茄子の紺.
67.月山と暮らしてもぎる茄子かな
68.空見上げるときあの日のかげおくり
69.泉州の水茄子うまし瑞々し
70.ゆびきりのげんまん二回さくらんぼ
71.葉の陰にムーミン顔の茄子ひとつ
72.茄子のもの一品と酒乗車前
73.影踏みや遊ぶ子らがかき氷


07月01日(水) 21時25分13秒    箱の住人    投句一覧表

2026年6月 季題「茄子」 読み込み漢字「影」    一覧 その4

74.雨止みて虹の輪かかり遠い街
75.江ノ電や踏切越しの七変化
76.焼き茄子や夫婦で笑ふツボ違ひ
77.君影草ジューンブライド鐘響く
78.夏の月沖ゆく船の影ひとつ
79.君影草一人が好きと言ひがたく
80.黄昏に紫紺増々大なすび
81.沖縄忌海を染めたる夕日影
82.傘さすや朝が大変バスを待つ
83.茄子咲いて朝のひかりを抱きにけり
84.道すがらおもだか白く透きとほり
85.迷い道夕焼雲に機影消ゆ
86.老鶯や樟の樹冠の葉の影に
87.夏帽子歓声あげて影を踏む


07月01日(水) 00時08分38秒    箱の住人    蓋が締まりました

投句箱の蓋が締まりました。
6月も沢山の投句ありがとうございました。
投句一覧は後ほど掲示板に載せます。


06月13日(土) 21時56分52秒    箱の娘    6月の兼題

投句箱の蓋が開きました。
季題       「茄子」
詠み込み漢字   「影」 これ自体は季語ではありません。季語を入れてください。 
お一人5句
申し訳ありませんが投句後の差し替え、訂正は出来ません。
ご了承ください。
締め切りは6月30日(火)
皆さまのたくさんの投句をお待ちしています。

新方式のため
締め切りは6月30日(火)☜ご注意を!!
7月句会開催、8月句会なし☜


06月13日(土) 21時25分51秒    箱男    5月度入選句

おめでとうございます。

06月13日(土) 21時05分54秒    箱男    5月度入選句コメント6

【今月の入選句】
句会の運営方法:
句会参加者全員に特選一句と入選四句を選んでいただきます。特選は2点、入選は1点と得点化し、それを集計します。集計した結果の上位二句を当月の特選とし、次の上位八句を秀逸句といたします。なお、同一得点の場合の順位は、当番司会者の判断によります。
今月は以下のとおりとなりました。

特選
《遠天にみすゞの詩と夏の海  睡蓮》
7点句でした。作者は長門市の『金子みすゞ記念館』に行った時の情景を詠んだそうです。金子みすゞの優しい詩と夏の海の取り合わせが評価されました。
《一輌の気動車の笛麦の秋  王茶堂》
7点句でした。初夏の田舎の情景が浮かんできます。気道車の笛という聴覚に訴えた面白さが評価されました。


06月13日(土) 21時02分36秒    箱男    5月度入選句コメント5

秀逸
《泥馬の力こぶ見ゆ皐月空  桃一》
6点句でした。泥馬とはどういう馬であろうか。ばんえい競馬、普通の競馬馬、それとも農耕馬か。皐月空との取り合わせがよく、映像が見えると評価されました。
《額紫陽花遠い昔のケセラセラ  漣》
5点句でした。ケセラセラの軽みが評価されました。額紫陽花は何事かが時間とともに変化したことの象徴のようだとの鑑賞がありました。
《遠雷やぽつんと自動販売機  王茶堂》
5点句でした。自動販売機と遠雷だけが表現されているだけですが「ぽつんと」で人家のまれな田舎の情景が浮かび、遠雷が効果的と評価されました。
《日向水かなへび天と交信す  さこと》
5点句でした。ほのぼのとしたユーモアがあると評価されました。作者は小さな恐竜のようなかなへびが上を見上げていたのをイメージしたとのことでした。
《麦秋や農夫ひとりの影遠し  ケーナ》  
4点句でした。大きな風景を感じる。「ひとり」の措辞が効果的と評価されました。
《君を待ちひかがみ湿る夏ベンチ  さこと》
4点句でした。「ひかがみ」の句が珍しいこと、「湿る」と自分の体を客観視している姿勢が評価されました。
《孤児院の晩鐘一打麦の秋  ジャンダルム》
4点句でした。ミレーの『晩鐘』をおもわせ、粛然とした気持ちになると評価されました。この孤児院のモデルは作者の自宅近くのエリザベス・サンダース・ホームだそうです。
《母の日や褪するアルバムひらきゐる  ヒロシ》
3点句でした。母と褪せたアルバムの間に隔絶感があり、作者の母への思いを強く感じると評価されました。


06月13日(土) 21時00分23秒    箱男    5月度入選句コメント4

他の3得点句の評のいろいろ
《雛罌粟や西方浄土の果までも  ケーナ》
具体性が足りないとの指摘がありました。作者は亡き師への祈りを描いたそうです。
《メロン切る嫁との小さき行き違ひ  すみか》
嫁姑の間の避けられないすれ違いが客観的に表見されていると評価されました。スイカではダメでこれはメロンでしか表現できないという鑑賞がありました。
《青嵐谺遠近(をちこち)遊ばせり  ジャンダルム》
谺の表現方法の斬新さが評価されました。
《麦の秋野を駆る電車立山線  睡蓮》
広大な風景を想像させると評価されました。「麦の秋」と「野」、「電車」と「立山線」のそれぞれに重複が感じられるとの指摘がありました。


06月13日(土) 20時58分34秒    箱男    5月度入選句コメント3

2得点句の評のいろいろ
《耳に手を当てて聞き入る遠花火  並木》
「耳に手を当てて」は不要ではないかとの指摘がありましたが、作者は最近耳が聞こえにくくなっているので敢えてこのように表現したということです。
《勝手口ある家ばかり立葵  川上えりさ》
昭和の風景。古い家には立葵が似合っているという評価でした。
《見納めの森の仮殿若葉風  睡蓮》
神の仮のご座所が森に戻っていくようで清々しいと評価されました。モデルは太宰府天満宮の仮殿で、作者は屋根に木が育ち森のようになっているのを実見してきたそうです。
《半円のかたわれは何処天道虫  桃一》
この半円は何か。天道虫の羽か体か? というのが鑑賞者の疑問でしたが、作者はギリシャ神話の愛と美の女神の使者としての天道虫をイメージしたそうです。したがって「半円のかたわれ」はベターハーフのことだということです。
《古墳より古墳を眺む麦の秋  すみか》
「古墳」を繰り返すリズムが心地よく、安らかで広やかな風景を想像させる。「国見」をするようにめでたいと評価されました。


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