投句数はひとり5句まで
兼題俳句をひとつずつ入れてください
投句後の編集はできません。
03月11日(水) 20時14分33秒 箱の娘 3月の兼題[前のページ] [次のページ]
投句箱の蓋が開きました。
季題 「風光る」
詠み込み漢字 「方」 これ自体は季語ではありません。季語を入れてください。
お一人5句
申し訳ありませんが投句後の差し替え、訂正は出来ません。
ご了承ください。
締め切りは3月31日(火)
皆さまのたくさんの投句をお待ちしています。
03月11日(水) 19時09分04秒 箱男 1月2月入選句
おめでとうございます。
03月11日(水) 19時06分27秒 箱男 1月2月入選句コメント7
【今月の入選句】
句会の運営方法:
句会参加者全員に特選一句と入選四句を選んでいただきます。特選は2点、入選は1点と得点化し、それを集計します。集計した結果の上位二句を当月の特選とし、次の上位八句を秀逸句といたします。なお、同一得点の場合の順位は、当番司会者の判断によります。
今月は以下のとおりとなりました。
特選
《海鳴りの届く能登路の余寒かな 王茶堂》
7点句でした。被災地の風景が見えてくる。海鳴りの響きが余寒と重なり、繰り返し襲ってくのは捗らない復興への思いのようだと評価されました。
《啓蟄や母校の裏の喫茶店 真以耶》
7点句でした。社会に飛び出すまえの青春の思い出の場所を懐かしがっているが、説明ではない。「啓蟄」が効いている。名詞と助詞だけですっきりまとめられていると評価されました。
03月11日(水) 19時02分32秒 箱男 1月2月入選句コメント5
秀逸
《一票の鉛筆の音春の雪 並木》
6点句でした。鉛筆の音に注意を集めたおもしろさ。軽い音に一票の価値のはかなさが表現されている。春の雪がそれを象徴していると評価されました。
《余寒かな運河に映る石の倉 真以耶》
5点句でした。「余寒かな」という言い切りと映像が一つという組み合わせ。石の倉が映るほどに静かで寂れた運河が表現されていると評価されました。作者によれば小樽運河とのことでした。
《天と地の間幽けし春氷 カケス》
4点句でした。天と地という抽象的な位置関係の中で、幽けきものは薄氷という具体物であったという対比のおもしろさが評価されました。
《山肌に馬の雪形雲一朶 王茶堂》
4点句でした。白馬岳を連想させる雪形と雲一塊りの対比のおもしろさが評価されました。
《ちゃんこ屋に男集まる余寒かな ケーナ》
4点句でした。ちゃんこ屋を持ってきたおもしろさ。男たちのかすかな人恋しさに余寒が似合っていると評価されました。
《石地蔵一輪挿しの余寒かな 桃一》
4点句でした。石地蔵の冷たさと一輪挿しのかすかな温みのバランスが良い。誰もが見たことのある風景だと評価されました。
《シクラメン母はホームの人気者 すみか》
3点句でした。母の幸せ感が微笑ましく、シクラメンとの取り合わせが良い。なめらかな句になっていると評価されました。
《鬼やらふ福は日誌の行間に ジャンダルム》
3点句でした。平凡な日常の中に福がある。その発見が言い止められてあると評価されました。
03月11日(水) 18時55分06秒 箱男 1月2月入選句コメント4
他の3得点句の評のいろいろ
《嘴細鴉ひとつ鳴きたる余寒かな ヒロシ》
3点句でした。普段はガーガーと連続して鳴く嘴細鴉が一つだけ鳴いたという違和感。余寒と通じる驚きがあると評価されました。
《春陰や壁の隙間のイヤリング 真以耶》
3点句でした。「春陰」は春の曇った空のこと。そこから大胆に視点が移動し、壁の隙間のイアリングがクローズアップされる。その発想のおもしろさが評価されました。
《石段の先なる鳥居山笑ふ 川上えりさ》
3点句でした。景がよく見える。鳥居の先にある山にめでたさがあると評価されました。
《欄間より漏れくる日差し百千鳥 睡蓮》
3点句でした。室内の欄間にさす春の日差しと戸外にいる多くの鳥という対比の鮮やかさが評価されました。欄間にも鳥が彫られているかもしれないという鑑賞がありました。
《すれ違ふ蓬の香る少女かな 王茶堂》
3点句でした。なぜ蓬の香りがするのかという疑問が出されました。作者は、少女が摘んだ蓬の籠を携えている情景を詠んだそうです。
03月11日(水) 18時52分44秒 箱男 1月2月入選句コメント3
2得点句の評のいろいろ
《大匙の盛塩のごと春の富士 まさひろ》
大胆な発想の面白さがある。
《西行忌南へ向かふ夜行バス 川上えりさ》
春を先取りするために南に向かうバス。旅情がある。
《肩すくめ余寒に和む手捻り碗 森音》
暖かいお茶をいただく時、寒さも味わいになる。下五は五音でおさめたいところ。
《間に合わず列車を見送る余寒かな 漣》
乗り損なった残念さは分かる。「間に合わぬ列車見送る余寒かな」の改作案が提示された。
《影映す猫の欠伸の春障子 桃一》
長閑なユーモアがある。恋猫が恋に疲れたようだ。「欠伸の」を「欠伸や」とする改作案が提示された。
《戸袋にカメムシぢつと余寒なほ カケス》
カメムシは秋の季語なので季節の違う季重なりになる。再考が必要では。
《洋楽の長き間奏山笑ふ 浜防風》
野外音楽を想像した。一方で作者は1992年の映画『ボディガード』のホイットニー・ヒューストンの歌をイメージしたという。
《正直に言はむと思ふ余寒かな 川上えりさ》
正直に言おうとして躊躇する。身震いするのは余寒のせいか。
03月11日(水) 18時50分53秒 箱男 1月2月入選句コメント2
《銭湯の窓の隙間の春の月 ヒロシ》
景が見える。「銭湯の窓の隙間や朧月」の改作案があった。
《待つと云ふ至福の刻や春隣 ヒロシ》
理屈っぽい。恋人同士が待つ時間のことか。等の鑑賞があった。
《パソコンを閉ぢて背伸びや春の月 真以耶》
一仕事を終えた後の解放感と、それを祝うような月との取り合わせ。
《朧月間口の狭き京町家 王茶堂》
京の町屋の景が見える。
《積ン読の本をまた積み春炬燵 王茶堂》
のんびりと気が緩んだ楽しさ。
《隔絶の白白白や雪しまき 真以耶》
作者は今冬の北海道の雪の異常さに怒りを感じたとのこと。「隔絶」という強い言葉と「白」を三つ並べる表現となった。
《井戸水の細き流れの雪間かな ケーナ》
一筋の暗い井戸水の流れが、積もった雪を表現している。
《シャケ弁に半額シール余寒かな すみか》
「貧」を客観化した面白さ。
《引き潮に礁の見ゆる余寒かな ヒロシ》
寒々とした景が見える。
03月11日(水) 18時48分24秒 箱男 1月2月入選句コメント1
一得点句の紹介
《擦過痕負いた口紅余寒かな さこと》
《沈黙の間の心地よき日永かな 川上えりさ》
《夕暮れと夜の間の春一番 睡蓮》
《紅堅き梅の一枝や実朝忌 ジャンダルム》
《水鳥の間合ひ縫ひゆく番かな 桃一》
《赤開き間なしに白や梅競ふ 並木》
《北風よたまには小僧をつれてこい まさひろ》
《せつかちを呵呵大笑の余寒かな 並木》
《寝支度の湿布貼る背に余寒かな 浜防風》
《蝋梅の香をたどり来て淵に立つ カケス》
《梅の香よ匂い起こせよ訪ねゆく 漣》
《ひな祭り灯の揺らぎにも残る冷え 麦ちひろ》
以 上
03月01日(日) 21時51分11秒 箱の住人 句がない方
投句一覧表に投句された句がない方はお手数ですが、
下記アドレス(箱の住人)までメールをお願いいたします。
kukaibako2023@gmail.com
03月01日(日) 21時47分49秒 箱の住人 投句一覧表
お待たせしました。2026年1月・2月は89句の投句をいただきました。ありがとうございます。
2026年1月2月 兼題「余寒」 詠み込み漢字「間」 一覧 その1
1.窓際の黒猫の目に桃の花
2.「カラマーゾフの兄弟」を開き余寒のカフェテラス
3.余寒かな運河に映る石の倉
4.大匙の盛塩のごと春の富士
5.擦過痕負いた口紅余寒かな
6.庭のうち間合い取り合う猫の恋
7.近道の公園抜ける雪間かな
8.うきうきと余寒の時を過ごしたり
9.西行忌南へ向かふ夜行バス
10.海鳴りの届く能登路の余寒かな
11.啓蟄や土のぬくみへ影の寒
12.肩すくめ余寒に和む手捻り碗
13.プラネタリウム出で街に余寒あり
14.余寒なほ猫の爪研ぎ休息日
15.厳寒の床踏み鳴らしゐる間合い
16.間に合わず列車を見送る余寒かな
17.天と地の間幽けし春氷
18.影映す猫の欠伸の春障子
19.アスファルト梅の花散り色模様
20.嘴細鴉ひとつ鳴きたる余寒かな
21.沈黙の間の心地よき日永かな
22.夕暮れと夜の間の春一番
23.シクラメン母はホームの人気者
03月01日(日) 21時46分26秒 箱の住人 投句一覧表
2026年1月・2月 兼題「余寒」 詠み込み漢字「間」 一覧 その2
24.戸袋にカメムシぢつと余寒なほ
25.行間に滲む思いよ春の宵
26.紅堅き梅の一枝や実朝忌
27.春陰や壁の隙間のイヤリング
28.水鳥の間合ひ縫ひゆく番かな
29.赤開き間なしに白や梅競ふ
30.洋楽の長き間奏山笑ふ
31.北風よたまには小僧をつれてこい
32.浅春や遠足の子ら鼻赤く
33.彼岸入り風の底には冬の音
34.正直に言はむと思ふ余寒かな
35.銭湯の窓の隙間の春の月
36.盆梅にうす紫の影のあり
37.山肌に馬の雪形雲一朶
38.せつかちを呵呵大笑の余寒かな
39.春疾風黒猫ひとり実家守る
40.鬼やらふ福は日誌の行間に
41.ただいまも言はず猫の子泣く納戸
42.年老いた散歩夫婦に春一番
43.若木のひよろひよろと雪間かな
44.冬景色作業の間思いけり
45.ボンタンや巣立ちの窓の春の星
46.石段の先なる鳥居山笑ふ
47.待つと云ふ至福の刻や春隣
48.欄間より漏れくる日差し百千鳥
03月01日(日) 21時45分21秒 箱の住人 投句一覧表
2026年1月・2月 兼題「余寒」 詠み込み漢字「間」 一覧 その3
49.寝支度の湿布貼る背に余寒かな
50.春浅し窓辺に残る白き息
51.新築の木の香満つる針供養
52.バレンタイン義理と人情思い出す
53.パソコンを閉ぢて背伸びや春の月
54.蝋梅の香をたどり来て淵に立つ
55.梅の香よ匂い起こせよ訪ねゆく
56.朧月間口の狭き京町家
57.鉛筆の両端削る余寒かな
58.出初式一瞬の間の足捌き
59.ちゃんこ屋に男集まる余寒かな
60.石地蔵一輪挿しの余寒かな
61.浮浪雲尋ねるように蝶の舞う
62.ブナの木に眠る生き血の余寒かな
63.一票の鉛筆の音春の雪
64.玄関のなごり三粒春の立つ
65.春の雪溶けきらぬまま午後の庭
66.積ン読の本をまた積み春炬燵
67.道譲る会釈の間に間風光る
68.余寒には新たな意志が芽生えたり
69.梅の香を求めし林に愛でる声
70.禊あと身を清めたる霙かな
71.すれ違ふ蓬の香る少女かな
72.優しさに涙のついて春の雨
73.隔絶の白白白や雪しまき
03月01日(日) 21時40分56秒 箱の住人 投句一覧表
2026年1月・2月 兼題「余寒」 詠み込み漢字「間」 一覧 その4
74.ひな祭り灯の揺らぎにも残る冷え
75.井戸水の細き流れの雪間かな
76.余寒なほ指の痺れもとれぬまま
77.つぎつぎにスノーボーダー蝶と化す
78.旅人の足も止めたる花ミモザ
79.ぬばたまの予感の軋む長廊下
80.シャケ弁に半額シール余寒かな
81.水仙や日向に集ふひとのごと
82.引き潮に礁の見ゆる余寒かな
83.迫る山火事土の間の都会熊(アーバンベア)
84.啓蟄や母校の裏の喫茶店
85.薄氷すーっと溶けてゆく時間
86.間違いと気象疑う余寒かな
87.余寒かな散歩切り上げ夕餉待つ
88.春光や湯煙そして白根山
89.みかんには間仕切り越しに団らんを
03月01日(日) 01時09分14秒 箱の住人 無題
投句箱の蓋が締まりました。
2026年2月も沢山の投句ありがとうございました。
投句一覧は後ほど掲示板に載せます。
01月21日(水) 20時09分19秒 箱男 12月の入選句
おめでとうございます。
01月21日(水) 20時07分15秒 箱男 12月入選句コメント7
【今月の入選句】
句会の運営方法:
句会参加者全員に特選一句と入選四句を選んでいただきます。特選は2点、入選は1点と得点化し、それを集計します。集計した結果の上位二句を当月の特選とし、次の上位八句を秀逸句といたします。なお、同一得点の場合の順位は、当番司会者の判断によります。
今月は以下のとおりとなりました。
特選
¬《不器用に生きて傘寿の雑煮かな 王茶堂》
12点の高得点句でした。正月のめでたさの中に渋さがあり兼題の雑煮との取り合わせが良いという評価でした。句会において、この句には某有名俳人(故人)の類似句がネットにあったという指摘があり、作者から取り下げたいとの意思表明がありました。しかし、その後検証を進めたところネット上のA I情報が偽情報である可能性が高いことがわかりました。このため当該有名俳人が会長を務められていた協会に照会した結果類似句がないとの確認ができましたので、元々の点数どおり特選といたしました。
《山海の幸彦集ふ雑煮かな 桃一》
6点句でした。具沢山で、滋味が豊かで、おいしそうという評価でした。句会で、山海をヤマウミと読むのかサンカイと読ませるのかの質問が出ました。作者からヤマサチヒコとウミサチヒコを意図したのですが、いろいろ考えた末にサンカイと読ませることにしたという説明がありました。
01月21日(水) 20時03分59秒 箱男 12月入選句コメント6
秀逸
《冬の霧石山寺の多宝塔 睡蓮》
5点句でした。名詞と助詞だけで構成され姿が良い。冬の霧の季語が効果的であり、霧の中に立つ多宝塔の姿が見えてくると評価されました。
《駅ピアノ弾き手のいない大晦日 漣》
5点句でした。着眼点の良さが評価されました。ピアノがかわいそうだ。品が良いという感想がありました。
《杉玉の枯るる軒端や夕日影 王茶堂》
5点句でした。新酒を作った時の青々とした杉玉から時が経過し枯れ色になった。夕日影は夕方の日差しの意味。その柔らかさが評価されました。
《子宝のおしめ耀ふ初景色 ケーナ》
4点句でした。おしめに宝を感じて初景色と取り合わせたところが評価されました。今では滅多に見かけない風景になっているという意見もありました。
01月21日(水) 20時02分51秒 箱男 12月入選句コメント5
《厄年を過ぎて仰ぐや初茜 浜防風》
4点句でした。作者は三年続いた大殺界が明けた心境を詠んだとのことでした。初茜がよく効いているとの評価でした。
《若水や石の仏の顔清し カケス》
4点句でした。すべてを一新する若水の新鮮さが評価されました。「清し」をスガシと読ませるのかキヨシと読ませるのかで意味がやや変わってくるということで議論になりました。
《この妻と来世も二人宝船 王茶堂》
4点句でした。仲睦まじく、正月らしいめでたさと共に悲しさも混じっていると評価されました。作者はまっすぐな気持ちでこの句を作ったのだろうかという句会参加者の質問に対し、極めて真面目に作ったという作者の回答がありました。
《七宝の帯留めきりり初句会 真以耶》
4点句でした。凛とした姿が帯留めに集中し、表現されていると評価されました。初句会との取り合わせについてはやや近いとの感想がありました。
01月21日(水) 20時01分19秒 箱男 12月入選句コメント4
3得点句の評のいろいろ
《年明けの汽笛合奏指揮は天 並木》
作者によれば、横浜に集まっている船が年明けの午前零時に一斉に汽笛を鳴らすさまを描いたそうです。末尾の「天」は天文の天の意味ということで、皆が拳を振り上げて「イクゾー」と叫んでいるような威勢の良さが評価されました。
《白息を残してランナー函嶺へ ジャンダルム》
箱根駅伝のランナーの疾走感が評価されました。作者は自宅近くで応援した時の情景を描いたとのことでした。
《冬うらら路地に洩れくる子守唄 王茶堂》
家の中の子守唄が聞こえてくるほど狭い路地に冬の日が差している。そんな情景が見えてくると評価されました。作者によると、月島の風景とのことでした。
《嫁してなほ越中許(がり)の雑煮餅 ジャンダルム》
「許(がり)」は特殊な読み方で一般的な辞書には出てきません。しかし、この個性的な音韻がこの句を独自なものにしているようです。作者からは、他の地方に嫁いでも越中風の雑煮餅を作り続けていることを詠んだと説明がありました。
《夫に与ふ匙にのせたる雑煮汁 ケーナ》
身にしみる。リアリティがあるとの評価でした。
01月21日(水) 20時00分04秒 箱男 12月入選句コメント3
《野営せるカールに仰ぐ冬銀河 ヒロシ》
北アルプスの涸沢カールだろうか。凹面のカールの頂点にある銀河を想像させると評価されました。なお「野営せる」を現代語に直すと「野営している」と「野営したことがある」の二通りの解釈があり鑑賞にも影響するという指摘がありました。
《宝くじティッシュ三つの除夜の鐘 ケーナ》
滑稽感が評価されました。なお、これは宝くじではなく福引の情景だろうという指摘がありました。これには作者も同意していました。