ハマブン句会 投句箱

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12月01日(月) 16時51分50秒    箱の住人    句がない方

投句一覧表に投句された句がない方はお手数ですが、
下記アドレス(箱の住人)までメールをお願いいたします。

kukaibako2023@gmail.com

12月01日(月) 16時35分50秒    箱の住人    投句一覧表

お待たせしました。11月は79句の投句をいただきました。ありがとうございます。

2025年11月 兼題「師走」 一文字「和」    一覧 その1
1.かの国の和平を願う師走かな
2.霜降に眠り姫たるナミアゲハ
3.思ひ出す友の笑顔や師走来る
4.白梅の香りたゆたう君のそば
5.雑踏の中に溶け込む嚔かな
6.街の中ジングルベルは師走の音
7.和室にて過ごす時間は小雪降る
8.すつぱさうな顔かお貌や堀炬燵
9.ビルの間に師走を告ぐる風騒ぐ
10.机の上片付けろよ冬の星
11.異人館玻璃のゆがみも小春かな
12.和歌を読み八つ手の花と覚えたり
13.角打のアテは鯖缶師走かな
14.鋤焼の黒毛和牛の薄さ哉
15.ブラシ掛け靴に師走の艶めけり
16.ガラスふき網戸洗うて師走空
17.霜柱踏みしめるたび冬の声
18.東雲や霜のささやく霜日和
19.星座盤廻してゐたる寒夜かな
20.師走かな大晦日の日団らんや
21.冴ゆる夜は昭和の唄の酔心地
22.白壁をすずろに昇る冬の蜘蛛
23.JAZZ CD聴きまくりたる師走かな


12月01日(月) 16時34分11秒    箱の住人    投句一覧表

2025年11月 兼題「師走」 一文字「和」    一覧 その2

24.荒れ熊の踵を返す三和土かな
25.寒空や和して同ぜず極の星
26.かなしみをうちに秘めたる冬薔薇
27.菊紋は親の身丈や七五三
28.忙しく駆け抜けるのは師走なり
29テノールで石焼芋の来る団地
30.熊が出たぁ、のニュースに追われ師走かな
31.冬ぬくしあの世で経を聞く心地
32.未明より道掃く音の師走かな
33.冬陽さす君のまなざしほどけゆく
34.空元気時計見いみの師走かな
35.寒菊や商店街の錆びシャッター
36.千年の宿坊今も韮雑炊
37.枝跳ねて首すくめけり冬の山
38.熊よけの鈴も登校小学生
39.和をもつて尊しとなす番鴨
40.達磨忌や一字一句の筆重く
41.親子熊洞に堅果が二つ三つ
42.推しの子の新譜の告知冬麗
43.得意げにラグビールール俺に説く
44.うるむ瞳の幼子叱る師走哉
45.世の師走真の文明今何処ぞ
46.下書きの稿の散らばる師走かな
47.初恋のきた道もどる冬茜
48.夫の用指示だけ残し師走也


12月01日(月) 16時31分36秒    箱の住人    投句一覧表

2025年11月 兼題「師走」 一文字「和」    一覧 その3

49.クラス会小春日和の旅支度
50.大和路の下(しも)の禰宜道石蕗の花
51.寺の隅和式トイレに北颪
52.平積みの古書吹きさらす師走の夕
53.極月の人を吐き出すエレベーター
54.クリスマスエッグノッグにブランデー
55.本堂の唱和響くや冬うらら
56.指先の和紙のざらつき年の暮
57.師走空そっと心に灯るもの
58.極月や犬メニュー置く牛タン屋
59.和装の日着るのに手間取る冬の時
60.すれ違う一言和みの冬将軍
61.冬ざれや和を貴しと告げし国
62.病み上がり粥に沢庵修行僧
63.来る年は和衷協同世の平和
64.段取りの悪さ毎年師走来る
65.木枯が路面電車を抜いてゆく
66.崩れ去ることなき平和煮大根
67.セーターよ網目揃わぬプレゼント
68.しんしんと降る雪見つめ夢を見る
69.顔見世やバッグの中の紙テープ
70.摩天楼石焼きいもの声響き
71.水仙のひかりこぼれて胸あたたむ
72.寒風や師匠亡き夜一人酒
73.冬の空和尚の経は重低音


12月01日(月) 16時30分37秒    箱の住人    投句一覧表

2025年11月 兼題「師走」 一文字「和」    一覧 その4

74.雪催クッキーにふわり和三盆
75.凩にくるり背を向く猫背かな
76.懐手死んだうさぎを思い出す
77.落葉焚き掃き音垣根の走馬灯
78.文面の会えるといいねもう師走
79.「和風」てふ雅号頂く小春かな


12月01日(月) 00時11分36秒    箱の住人    無題

投句箱の蓋が締まりました。
11月も沢山の投句ありがとうございました。
投句一覧は後ほど掲示板に載せます。


11月09日(日) 20時55分15秒    箱の娘     11月の兼題

投句箱の蓋が開きました。
季題       「師走」
詠み込み漢字   「和」 これ自体は季語ではありません。季語を入れてください。 
お一人5句
申し訳ありませんが投句後の差し替え、訂正は出来ません。
ご了承ください。
締め切りは11月30日(日)   
皆さまのたくさんの投句をお待ちしています。


11月09日(日) 20時30分20秒    箱男    10月入選句

おめでとうございます。

11月09日(日) 20時16分26秒    箱男    10月コメント5

【今月の入選句】
句会の運営方法:
句会参加者全員に特選一句と入選四句を選んでいただきます。特選は2点、入選は1点と得点化し、それを集計します。集計した結果の上位二句を当月の特選とし、次の上位八句を秀逸句といたします。なお、同一得点の場合の順位は、当番司会者の判断によります。
今月は以下のとおりとなりました。

特選
《露時雨役目終へたる転轍機  王茶堂》
10点句でした。季語の「露時雨」がよく効いていて、哀れさが出ているという評価でした。夜の情景として月光を感じたとか、老いの心境を感じたという鑑賞もありました。作者によれば、小海線の情景を詠んだということでした。
《床下の隠遁暮らし竈馬  静御飯》
7点句でした。嫌われる竈馬がユーモラスに描かれていうと好評でした。


11月09日(日) 20時15分01秒    箱男    10月コメント4

秀逸
《金山を仰ぐ無宿墓露時雨  並木》
7点句でした。佐渡金山の厳しい歴史をぐっとまとめて悲しく読んでいるとの評価でした。「無宿墓」が言葉として窮屈なので「金山の無宿の墓や露時雨」の改作案が提起されました。作者によればこの句は佐渡の万照寺のことで、改作案と同じ句も考えたがどうしても「仰ぐ」を入れたかったということでした。
《荒綴ぢの捕鯨日誌や空也の忌  ジャンダルム》
5点句でした。「荒綴ぢ」という飾り気のない表現が好評でした。
《漱石忌月下推敲まゝならず  ジャンダルム》
5点句でした。「月下推敲」は推敲の語源となった古事成語。その文学的香りが評価されました。作者自身の改作案として「漱石忌一句推敲まゝならず」が提起されました。
《あぶれ蚊や渋谷の地下の人の波  川上えりさ》
4点句でした。刺す力を失ったあぶれ蚊と渋谷の地下街を行き来する人の取り合わせが評価されました。
《温め酒下戸もほつこり座の中に  王茶堂》
3点句でした。下戸でも宴席に連なり座に馴染んでいる様子が温め酒に象徴されていると評価されました。
《白露やもはや動かぬかたつむり  すみか》
3点句でした。かたつむりは夏の季語という指摘はありましたが季重なりとの指摘ではなく、白露の美しさが評価されました。
《銀杏踏む下校時の曲イエスタデイ  漣》
3点句でした。「曲」と説明するまでもないので中七を「下校タイムの」とする改作案がありました。
《快速の窓を流るる露時雨  浜防風》
3点句でした。快速電車の始発の情景として評価されました。


11月09日(日) 20時12分36秒    箱男    10月コメント3

他の3得点句の評のいろいろ
《椎の実の踏まれて白し寺の門  カケス》
椎の実の白と寺の門の組み合わせが評価されました。
《柿落す棒の長さや兄弟  ヒロシ》
棒の長さに兄弟の身長差を想像させると評価されました。
《先発に続く藪漕ぎ露時雨  ジャンダルム》
登山の先発の人の苦労を季語がよく表現していると評価されました。
《きつと今あの空の下芋煮会  桃一》
望郷の念を思わせる「きつと今」という表現が好評でした。


11月09日(日) 20時10分40秒    箱男    10月コメント2

2得点句の評のいろいろ
《飛行機の窓から見ゆる月光下  ヒロシ》
情景は分かるので「見ゆる」は不要ではないか。「下」に違和感がある。
《露時雨人の声せぬ弓道場  川上えりさ》
弓道場の張り詰めた雰囲気がある。季語の効果がそれを支えているかに疑問がある。
《どん突きを右にまがろかちちろ虫  ヒロシ》
蟋蟀の様子がユーモラスだ。
《一枝を揺らし色鳥訪れき  真以耶》
素直な表現だ。最後の「き」の表現では過去を意味するので、完了ならば「つ」。
《新松子大正硝子透くひかり  川上えりさ》
大正硝子をうまく使っている。
《嘘つきの背広の肩や露時雨  浜防風》
少し歌謡曲のようなパターンになっている。
《茶寿めざしテニス三昧秋うらら  並木》
茶寿とは百八歳のこと。作者は友人のことを詠んだそうです。
《秋高し大波小波跳べなくて  漣》
「大波小波」は縄跳び遊び。「秋高し」が効いている。


11月09日(日) 20時08分56秒    箱男    10月コメント1

一得点句の紹介
《黄櫨は実に世の移ろひの只中に  ジャンダルム》
《蛸壺の割れしかけらや露葎  ケーナ》
《銃口の先に親子の羆かな  真以耶》
《デパ地下の賑はひ横目冬隣  すみか》
《冠雪下り電車に冬の虹  睡蓮》
《江ノ電の窓を開くれば秋の声  王茶堂》
《百万羽鵞鳥行進冬の旅  まさひろ》
《朝靄を道産子走る露時雨  ヒロシ》
《峠越え谷間の村も秋深し  浜防風》
《閑谷の備前瓦や秋日和  王茶堂》
《下冷や待ち人見えぬ駅の前  静御飯》
《赤とんぼ変体仮名の石碑かな  川上えりさ》
《迷ひ道鎮守の杜の露しぐれ  真以耶》
《新聞屋下弦の光背に受けて  静御飯》
《朝霧の開幕間近穂高岳  桃一》
《AIは余白しらずの冬の空  まさひろ》
《応挙忌や下描き直す幾たびも  ジャンダルム》
《柚子の実の葉陰に充つる息遣ひ  すみか》
《秋寂ぶや本を相手に酒五勺  王茶堂》
《友逝きて酒に溺るる夜長かな  ヒロシ》

以 上


11月01日(土) 15時55分40秒    箱の住人    投句がない方

投句一覧表に投句された句がない方はお手数ですが、
下記アドレス(箱の住人)までメールをお願いいたします。

kukaibako2023@gmail.com


11月01日(土) 15時53分05秒    箱の住人    投句一覧表

お待たせしました。10月は85句の投句をいただきました。ありがとうございます。

2025年10月 兼題「露時雨」 一文字「下」      一覧 その1

1.露時雨声なき庭に椿落つ
2.黄櫨は実に世の移ろひの只中に
3.蛸壺の割れしかけらや露葎
4.駅頭に幾多の椋鳥鳴き止まぬ
5.椎の実の踏まれて白し寺の門
6.銃口の先に親子の羆かな
7.デパ地下の賑はひ横目冬隣
8.冠雪下り電車に冬の虹
9.温め酒下戸もほつこり座の中に
10.飛行機の窓から見ゆる月光下
11.お裾分け渋柿前に右往左往
12.間引かれし時雨にひとつ庭園灯
13.露時雨人の声せぬ弓道場
14.床下の隠遁暮らし竈馬
15.ダム湖面山の錦を映しけり
16.荒閉ぢの捕鯨日誌や空也の忌
17.露時雨灯りのにじむ古都の径
18.予報なり気なる時刻露時雨
19.江ノ電の窓を開くれば秋の声
20.浄智寺に色なき風や奥座敷
21.朝露の自然観察指導員
22.どん突きを右にまがろかちちろ虫
23.近江よりえび豆届く年の暮


11月01日(土) 15時51分59秒    箱の住人    投句一覧表

2025年10月 兼題「露時雨」 一文字「下」     一覧 その2

24.露時雨こころの窓をぬらしけり
25.露時雨役目終へたる転轍機
26.一枝を揺らし色鳥訪れき
27.次の日に順延なのか露時雨
28.柿落す棒の長さや兄弟
29.先発に続く藪漕ぎ露時雨
30.百万羽鵞鳥行進冬の旅
31.星滲む睫毛に降りぬ露時雨
32.新松子大正硝子透くひかり
33.朝靄を道産子走る露時雨
34.露しぐれ離別決意の胸の内
35.峠越え谷間の村も秋深し
36.露時雨別れのあとを包み
37.下山する安心ならばロープウエー
38.閑谷の備前瓦や秋日和
39.白露やもはや動かぬかたつむり
40.石塔に色なき風の透りけり
41.下冷や待ち人見えぬ駅の前
42.青い空さざめく光露時雨
43.葉脈を掌にして露の玉
44.赤とんぼ変体仮名の石碑かな
45.きつと今あの空の下芋煮会
46.秋の虹ベイスターズの下剋上
47.秋の暮忙し日々やバースデー
48.シリウスよ百年後の町見せてくれ


11月01日(土) 15時51分09秒    箱の住人    投句一覧表

2025年10月 兼題「露時雨」 一文字「下」     一覧 その3

49.下街の暖簾の店や大銀杏
50.迷ひ道鎮守の杜の露しぐれ
51.木守柿揺れて帰りは八高線
52.嘘つきの背広の肩や露時雨
53.金山を仰ぐ無宿墓露時雨
54.とんとんと上がる階段下を見ず
55.焼き林檎シナモン香る冬日和
56.新聞屋下弦の光背に受けて
57.城下町行きつ戻りつ霧時雨
58.カレンダーの壁が翳るや露の秋
59.茶寿めざしテニス三昧秋うらら
60.漱石忌月下推敲まゝならず
61.朝霧の開幕間近穂高岳
62.晩秋や古き廊下の刀傷
63.露時雨石のすき間に団子虫
64.秋高し大波小波跳べなくて
65.竹灯り日田天領の城下町
66.AIは余白しらずの冬の空
67.下見つつ熊鈴鳴らす茸採り
68.年下の友人来たる秋の声
69.あぶれ蚊や渋谷の地下の人の波
70.露時雨君を想えば袖ぬれて
71.露時雨山毛欅の森にも谺あり
72.林檎煮る明日は自慢のパイの具に
73.応挙忌や下描き直す幾たびも


11月01日(土) 15時47分29秒    箱の住人    投句一覧表

2025年10月 兼題「露時雨」 一文字「下」    一覧 その4

74.柚子の実の葉陰に充つる息遣ひ
75.秋寂ぶや本を相手に酒五勺
76.白兎下僕となりて寄り添ひぬ
77.露時雨天気予報は下り坂
78.コーヒーを飲めば足下を秋の風
79.外国人教師の像や銀杏散る
80.紅葉の山を下りて温泉場
81.銀杏踏む下校時の曲イエスタデイ
82.快速の窓を流るる露時雨
83.友逝きて酒に溺るる夜長かな
84.荒川の橋脚下や露時雨
85.口閉ざし山なす鞄夜の霧(アウシュビッツにて)


11月01日(土) 00時16分27秒    箱の住人    無題

投句箱の蓋が締まりました。
10月も沢山の投句ありがとうございました。
投句一覧は後ほど掲示板に載せます。


10月09日(木) 12時30分49秒    箱の娘     10月の兼題

投句箱の蓋が開きました。
季題       「露時雨」
詠み込み漢字   「下」 これ自体は季語ではありません。季語を入れてください。 
お一人5句
締め切りは10月31日(金)   
皆さまのたくさんの投句をお待ちしています。



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