ハマブン句会 投句箱

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06月10日(月) 19時48分25秒    箱の娘    6.7月の兼題写真

投句箱の蓋が開きました。
締切は7月31日(水)です。(ご注意ください)
2か月分なのでお一人10句まで。
皆さまのたくさんの投句をお待ちしています。

06月10日(月) 07時12分41秒    箱の住人    投票結果

5月【投票箱】投票結果 その1

おめでとうございます。
投句47句の中から選ばれました投票結果です。今回は、6月1日(土)~       
6日(木)「選句の会」までが投票期間でした(計票)32票

1位5票 入植の十勝平野や麦の秋 浜防風      
     
2位3票 方丈に余る借景山躑躅  稲田覚
     木下闇まだら模様の光落つ  浜防風
     飛魚や波平らかな対馬灘  稲田覚
     
3位2票 百万遍夏鶯のお題目  漣
     木下闇違ふ世界に行けそうな  浜防風
     木下闇地下に広がる秘密基地  睡 蓮
     短夜のエンゼルケアの静寂かな  稲田覚


06月10日(月) 07時09分14秒    箱の住人    投票結果

5月【投票箱】投票結果 その2

4位1票 青空と大地の狭間木下闇  静御飯
     木下闇蛇の棲みたる無縁墓地  川上えりさ
     人間の脚の細さや木下闇  川上えりさ
     平日の一人の朝のアイスティー  すみか
     遷宮の素木包むや木下闇  桃 一
     時雨には壊れた傘や新調す  紅 葉
     木下闇日向でできぬ話らし  すみか
     身代りの地蔵犇く木下闇  雨 月
     五線譜のドレミの歌や若つばめ  桃 一
     緑さす平家の眠る赤間宮  睡 蓮


06月09日(日) 20時03分46秒    箱男    5月入選句

おめでとうございます。

06月09日(日) 20時02分01秒    箱男    5月入選句コメント5

荒井理沙選
特選
¬《平安の御簾のうちそと額の花》。
平安時代の御簾と言えば、正に結界と言っても過言ではない。御簾の内と外では、居住まいも何もかも全く違った雰囲気を成す。そこへ額の花と言う季語を思った時、余りにもそぐわないのでは?と思ったが、紫陽花は色の変げを起こすとの意で、微妙な繋がりがあるのだ。感服の至りである。

秀逸 
《方丈に余る借景山躑躅》
四畳半の掃き出し窓からの借景の山躑躅は、今は盛りと咲き誇っている。読む人は、大きな景を思う。経読みを終えた僧が、座を構えて居るのではと連想もする。
《短夜のエンゼルケアの静寂かな》
ふと我に返った時、現に夜明けを意識する。故人に施すエンゼルケアは、遺された者の心のケアにも大切な役割を果たしているのだ‥‥。
《木下闇まだら模様の光落つ》
樹木の種類や、枝葉の繁茂している度合いにより、日の矢は変化する。それを、まだら模様としたのであろう。光を落としたとの表現は見事だと思う。
《青空と大地の狭間木下闇》
読んで、この青空は真っ青だと思えて来る。そして大地との狭間に木下闇がある。当たり前の光景ではあるが、なぜか魅力を感ずる。低空のドローンからの光景の様で、木下闇に、生命の息吹を思う


06月09日(日) 20時00分11秒    箱男    5月入選句コメント4

芦野信司選
特選
《方丈に余る借景山躑躅》
僧侶の小さな住まいの周りが山躑躅で覆われている情景が思い浮かびます。「余る」や「借景」は僧の清貧な生活を思わせます。山躑躅が清貧と対比的に置かれることで、山躑躅の華やかさがましているのだと思われます。「ホウジョウ」の緩やかな始まりと「シャッケイ」の鋭い切れの対比が鮮やかですね。

秀逸
《入植の十勝平野や麦の秋》
「入植」が先人の苦労を想像させ、「麦の秋」が今の豊作を想像させます。その間の歴史を表現しているのが「十勝平野」なのだろうと思います。
《休業と温泉旅館木下闇》
コロナ禍の影響が続いているのか後継者問題を抱えているのか分かりませんが休業中の温泉宿があるのでしょう。手入れのされない樹木はより深い木下闇となるということだと解されます。木下闇が単に暗いというのではなく、闇の変化を捉えたところが素晴らしいと思いました。
《母の日の母の写真はお下げ髪》
母がお下げ髪で写っているのですから読者の誰もが可愛いと思える句です。母の日に子供から冷やかされる母の幸福。平凡はかけがえのない時間ですね。
《平行線入道雲の湧き上がり》
何の平行線なのでしょうね。電線なのか、飛行機雲なのか、水平線のようなものか。いろいろ想像できます。その幾何学的な線と入道雲のモクモクした形の対比。ただそれだけなのですが視覚的な面白さを感じました。


06月09日(日) 19時59分04秒    箱男    5月入選句コメント3

句会での評のいろいろ
《飛魚や波平らかな対馬灘》
句会参加者四名の選が入りました。動と静の対比が見事という高い評価でした。
《遷宮の素木包むや木下闇》
作者から伊勢神宮を表現したとの説明がありました。「包む」とありますので木下闇が相当巨大なものになります。季語のイメージからすると、遷宮の準備のために素木が木下闇に置かれているという捉え方をされる可能性があるという指摘がありました。
《木下闇日向でできぬ話らし》
句会参加者二名の選が入りました。木下闇の中で何の話をしているのだろうという鑑賞と、木下闇に向かって日向では言えないことを話しているのではないかという鑑賞もありました。
《木下闇違ふ世界に行けそうな》
句会参加者二名の選が入りました。木下闇が異界とつながっているような感じがするという鑑賞がありました。なお、「そうな」の歴史的仮名遣いは「さうな」でしたと作者自身が訂正されています。
《木下闇地下に広がる秘密基地》
句会参加者二名の選が入りました。秘密基地がアリの巣なのか、いやいや異星人の基地なのではないかと盛り上がりました。前句と同様に木下闇は子供心を刺激する季語でもあるようです。


06月09日(日) 19時57分34秒    箱男    5月入選句コメント2

《人間の脚の細さや木下闇》
句会参加者二名の選が入りました。この句の不気味感、心細さ感も子供心と通じているのでしょうか。人気がありました。
《木下闇サバイバルレースの舞台かな》
作者からこれは枝々が生き残りをかけて競い合っている情景を表そうとしたという説明がありました。サバイバルレースが比喩だったようです。説明されなければわからない複雑な内容だったようです。このままだと、木下闇の続く道でレースをしているように受け取られます。
《平泳ぎ二の腕眩しゴールすぐ》
三段切れっぽくなっているのと「二の腕眩し」を活かすのは平泳ぎではないのではないかという意見があり、訂正案がありました。「背泳ぎの二の腕眩しゴールイン」。兼題の「平」が削れてしまいますが。
《夏浅し毛抜のかかる團菊祭》
「毛抜」は歌舞伎の演目ということです。このような場合はカッコ書きにするという指摘がありました。このような例は数多くあるので注意したいところです。
《臆病の恋の一歩やレモン水》
すべてが名詞で構成され、「や」で切って季語を配置するという型に則った一句。爽やかな内容が爽やかに詠まれているという評でした。

06月09日(日) 19時55分47秒    箱男    5月入選句コメント1


【選者兼題句】
荒井理沙
神泉の音八方に木下闇 
河鹿笛平家部落のどんづまり

芦野信司
毒放つ白き蕾や木下闇
若楓捲るは平家物語


06月01日(土) 17時01分13秒    箱の住人    選句の会

「選句の会」は、6月6日(木)20:00~22:00 リモート形式です。
選句は、選者が行います。

参加ご希望の方は星まで「参加希望」とメールアドレスを明記の上、
下記の星宛のアドレスにお知らせください。
投句された方、されなかった方、どちらも歓迎します。
尚、投句くださった方には招待状をお出し致します。

3737.hoshi@gmail.com


06月01日(土) 16時53分48秒    箱の住人    掲示板投票箱設置のお知らせ

投句箱が締まって、投票箱が設置されました。
今回5月度の兼題は「木下闇」「平」です。
計47句が投句されました。先ずは、下段の投句一覧をご覧くださいませ。
お気に入りの句、シンパシーを感じるような句がありましたら、是非、投票をお願い致します。
このすぐ下のURLをクリックしますと、ハマブン句会投票箱の画面になります。
画面の投票箱投句一覧のマス→□ にチェックを入れてください。そして、一番下にあります【投票送信する】をクリックすることで投票完了です。
選句はおひとり3句までです。
尚、投票期間は6月1日(土)~6日(木)までです。

http://hamabun.x0.com/kukai-senku/

06月01日(土) 14時41分52秒    箱の住人    無題

投句一覧に投句された句がない方はお手数ですが
下記アドレス(箱の住人)までメールをお願い致します。
kukaibako2023@gmail.com


06月01日(土) 14時35分32秒    箱の住人    投句一覧表

お待たせしました。5月は47句の投句をいただきました。
ありがとうございました。

2024年5月兼題「木下闇」「平」 一覧表 その1

①時雨には壊れた傘や新調す
②遷宮の素木包むや木下闇
③方丈に余る借景山躑躅
④木下闇日向でできぬ話らし
⑤百万遍夏鶯のお題目
⑥入植の十勝平野や麦の秋
⑦休業と温泉旅館木下闇
⑧短夜のエンゼルケアの静寂かな
⑨身代りの地蔵犇く木下闇
⑩ランナーの気力支える木下闇
⑪木下闇まだら模様の光落つ
⑫地平線未だ鉤見せぬ蠍かな
⑬平日の一人の朝のアイスティー
⑭翔平の日やロスからの風薫る
⑮躓いて根っ子に気付き木下闇
⑯燕の子今年は無事に飛び立てり
⑰木下闇違ふ世界に行けそうな
⑱時鳥鳴くや子規球場は沸き立てり
⑲将門の首塚ぽつり木下闇
⑳巣を守る網でうたた寝親燕
㉑平積の本の減り方気にしけり
㉒木下闇蛇の棲みたる無縁墓地
㉓千鳥ヶ淵平和を祈る夏の空


06月01日(土) 14時33分38秒    箱の住人    投句一覧表

2024年5月兼題「木下闇」「平」 一覧表 その2

㉔母の日の母の写真はお下げ髪
㉕木下闇の平城山越さむ恋の姫
㉖平安の御簾のうちそと額の花
㉗木下闇日のある方へ向かいけり
㉘平泳ぎ二の腕眩しゴールすぐ
㉙悲しみを面に出さず木下闇
㉚平行線入道雲の湧き上がり
㉛木下闇磐座一つ二つ三つ
㉜晴天や鈴の音くぐる木下闇
㉝夏浅し毛抜のかかる團菊祭
㉞木下闇サバイバルレースの舞台かな
㉟オフィスの平成生まれ吾の上司
㊱木下闇変体仮名の手紙かな
㊲青空と大地の狭間木下闇
㊳薔薇の園平らかならずあまりの香
㊴飛魚や波平らかな対馬灘
㊵もこもこと関東平野に夏の峰
㊶平行棒ヨロヨロ歩き汗滲む
㊷木下闇地下に広がる秘密基地
㊸臆病の恋の一歩やレモン水
㊹五線譜のドレミの歌や若つばめ
㊺紫雲丸事故で習ふや平泳ぎ
㊻人間の脚の細さや木下闇
㊼緑さす平家の眠る赤間宮


06月01日(土) 00時21分20秒    箱の住人    無題

投句箱の蓋が締まりました。
5月も沢山の投句ありがとうございました。
投句一覧は後ほど掲示板に載せます。


05月08日(水) 18時54分56秒    箱の娘    5月の兼題写真

投句箱の蓋が開きました
締切は5月31日です
皆さまのたくさんの投句をお待ちしています


05月08日(水) 18時02分24秒    箱の住人    投票結果

4月【投票箱】投票結果 その1

おめでとうございます。
投句46句の中から選ばれました投票結果です。今回は、5月1日(水)~6日(月)
「選句の会」までが投票期間でした(計票)26票

1位4票 拳万の友は遠くへ春の虹  浜防風        
     

2位3票 ふらここや会社帰りに蹴る夜空  浜防風
     黙つててあゝしやぼん玉壊れさう  すみか

3位2票 春嵐千切れるほどに万国旗  浜防風
     ふらここや仲間はづれの帰り道  すみか
     くやしさよふらこここぐぞ風に散れ  静御飯
     偽りと言へずに過ぐる万愚節  ヒロシ


05月08日(水) 17時59分59秒    箱の住人    投票結果

4月【投票箱】投票結果 その2

4位1票  風薫るパスモにチャージ一万円  すみか
     ふらここや背なを押す手のありしころ  川上えりさ
     春の雨万の涙を落としけり  雨 月
     ふらここの錆びたる鎖夕明り  川上えりさ
     コンビニのそばのふらここ昼はシャケ  雨 月
     ふらここの吾子の時間は前進す  浜防風
     清拭や子に告げらるる初ざくら  ヒロシ
     春泥やリヤカーを押すよろづ売  桃 一


05月08日(水) 16時24分33秒    箱男    4月入選句

おめでとうございます。

05月08日(水) 16時22分58秒    箱男    4月入選句コメント4

折山正武選
特選
《万葉の神の御坂や春の雲》
動詞を使わず名詞を助詞で繋ぎ、中七と下五の間を「や」で切って心地よいリズムを作り出しています。句材は万葉集にある田辺福麻呂の「家を出るとき妻が織ってくれた質素な着物を、過酷な任務で痩せてしまった今は、帯を一重ではなく三重に巻いて家郷へ戻る途中、足柄の坂を過ぎたところで力尽き、父母妻に再会出来ぬまま亡くなった」という防人の哀れを詠んだ長歌です。悲しい話を「春の雲」で救ってくれました。作者は足柄のどこかでこの句を詠んだのでしょう。

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