投句数はひとり5句まで
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02月09日(日) 21時52分15秒 箱男 12月・1月の入選句 コメント2[前のページ] [次のページ]
《初明り生かされてゐる暮しかな ヒロシ》
元日は荘厳な気持ちになる。吉野弘の『I was born』という詩に「受身形だよ」との表現があり、それを思い出した。素朴だが静かな生命感があるという評でした。
《口角を上げて紅さす初鏡 真以耶》
清々しい初鏡に映る表情がよく見える。色っぽさもあるという評でした。
《冬うらら行きかう人もほほゆるめ 静御飯》
漢字の少ない表現が内容に合っていて良かったという評でした。
《角笛や谷間を渡る春の歌 桃一》
スイスアルプスを思わせる雄大な景色があるという評でした。
《ストーブの南部鉄瓶鳴りにけり ヒロシ》
懐かしい光景を切れよく描き切っているという評でした。
《縦じまの等圧線や雪しまき 真以耶》
縦縞は天気図の気圧線が密になっている様子。風と雪が吹きまくる「雪しまき」の表現として面白いという評でした。
02月09日(日) 21時48分11秒 箱男 12月・1月の入選句コメント1
一得点句の紹介
《じよつぱりの三味線叩く虎落笛 桃一》
《日脚伸ぶ砂を巻き上ぐ魚の恋 ペガサス》
《寒行や背中に達す泥の跡 桃一》
《啄木のふるさとの雲日脚伸ぶ 王茶堂》
《新海苔やおにぎりの具はシーチキン 浜防風》
《駅舎にて暖なき角の隙間風 漣》
《日脚伸ぶ話に浮かれ帰途暗く 漣》
《「今年こそ」角張る文字の年賀状 並木》
《虎落笛ゲシュタポ獄の爪の痕 桃一》
《庭先のほのかな香り日脚伸ぶ 静御飯》
《街角の古き床屋に日脚伸ぶ 川上えりさ》
《日脚伸ぶオールディーズに溶けて行く 並木》
《手を繋ぐ母娘の影や日脚伸ぶ 浜防風》
《冬空の上には無限の星の空 静御飯》
《耳当てて枯木の命たづねけり 王茶堂》
《節分や角の豆腐屋早じまい 浜防風》
以 上
02月01日(土) 22時22分54秒 箱の住人 無題
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kukaibako2023@gmail.com
02月01日(土) 22時19分52秒 箱の住人 投句一覧表
2024年12月・2025年1月 兼題「日脚伸ぶ」 一文字「角」 一覧表 一覧表 その1
お待たせしました。2024年12月と2025年1月は74句の投句をいただきました。ありがとうございました。
1.角打ちのつまみはスルメ冬帽子
2.江ノ電の海へ出る道日脚伸ぶ
3.鉄条網冴ゆるやナチの置土産
4.凍てつく夜大三角は煌煌と
5.年越しの音が鳴るなり家の中
6.日脚伸ぶ日課の散歩身も軽く
7.遠ざかる貨車の尾灯や冬銀河
8.じよつぱりの三味線叩く虎落笛
9.防人の埴輪の眼夜の雪
10.春を待つ母にギリシャヨーグルト
11.日脚伸ぶ築百年の屋根確か
12.角打の湯割焼酎寒波来ぬ
13.初水や石の狐と向きあひぬ
14.日脚伸ぶ砂を巻き上ぐ魚の恋
15.遠吠えや雪降りしきる角館
16.寒行や背中に達す泥の跡
17.BSの円しアンテナ日脚伸ぶ
18.臘梅や角を曲がれと風誘う
19.バス停をふたつ遅足日脚伸ぶ
20.鹿の角奈良の公園昔なり
21.信楽の狸さびしや雪催
22.想ひ出の集まつてくる落葉かな
23.つぶらなるピアノの響き日脚伸ぶ
02月01日(土) 22時18分14秒 箱の住人 投句一覧表
2024年12月・2025年1月 兼題「日脚伸ぶ」 一文字「角」 一覧表 その2
24.おばちゃんの角の駄菓子屋春隣
25.松過ぎて神社の賑わいひと休み
26.予約する帰郷のバスや日脚伸ぶ
27.冬日向母と訪うカフェテラス
28.泡の浮くエスプレッソに日脚伸ぶ
29.啄木のふるさとの雲日脚伸ぶ
30.日脚伸ぶそばを打つ手を洗う今
31.角界のヒーロー去りぬ青写真
32.撫牛の角やはらかに日脚伸ぶ
33.くさめして大あくびして子犬かな
34.吹始ソーラン節を威勢よく
35.関東の冬の青空なつかしむ
36.日脚伸ぶ義父の病も和らげば
37.御神籤の吉の字太し末の冬
38.日脚伸ぶだぶだぶズボンの少女たち
39.風強し砂丘の海の冴返る
40.箸で食ふスパゲッティや日脚伸ぶ
41.角部屋の大正硝子日脚伸ぶ
42.日脚伸ぶ豆腐喇叭の二音階
43.新海苔やおにぎりの具はシーチキン
44.角瓶の洋酒遺りて寒の月
45.日脚伸ぶ石の羅漢の高笑ひ
46.駅舎にて暖なき角の隙間風
47.日脚伸ぶ散歩コースを逸れる犬
48.遠く見る日脚伸ぶころ花火なり
02月01日(土) 22時15分46秒 箱の住人 投句一覧表
2024年12月・2025年1月 兼題「日脚伸ぶ」 一文字「角」 一覧表 その3
49.日脚伸ぶ話に浮かれ帰途暗く
50.初明り生かされてゐる暮しかな
51.日脚伸ぶ木々の雫の切りのなし
52.「今年こそ」角張る文字の年賀状
53.虎落笛ゲシュタポ獄の爪の痕
54.庭先のほのかな香り日脚伸ぶ
55.口角を上げて紅さす初鏡
56.角打ちに故郷思う冬の月
57.街角の古き床屋に日脚伸ぶ
58.三が日パンの飛び出すトースター
59.冬うらら行きかう人もほほゆるめ
60.日脚伸ぶオールディーズに溶けて行く
61.角曲がり年の暮れには買い出しや
62.角笛や谷間を渡る春の歌
63.初星やガザのこどもに光あれ
64.手を繋ぐ母娘の影や日脚伸ぶ
65.冬空の上には無限の星の空
66.お気に入りのくつ下を履き春を待つ
67.耳当てて枯木の命たづねけり
68.月謝袋の小銭弾ませ日脚伸ぶ
69.ストーブの南部鉄瓶鳴りにけり
70.節分や角の豆腐屋早じまい
71.角砂糖解けしココア凍れる夜
72.縦じまの等圧線や雪しまき
73.ブロンズの鶴羽ばたくや日脚伸ぶ
74.留石やすでに居座る冬将軍
02月01日(土) 09時40分20秒 箱の住人 句会箱の件
申し訳ございません。
12月と1月の投句は締め切らせて頂きました。
今回は74句の投句を頂きました。ありがとうございます。
一覧は後ほど掲示板に載せます。
12月20日(金) 08時53分00秒 桃一 ハマ文句会のみなさま
ありがとうございます。
勉強させていただくつもりで投句いたしました。
今後とも句会でのご指導をよろしくお願いします。
12月19日(木) 23時14分25秒 箱の住人 漱石忌法要句会
桃一さん、三席おめでとうございます。ハマブン句会の一員として嬉し~です。
私も投句しました。その結果は……、入選に至らず。
来年も投句しましょうね。
箱の娘さん、結果一覧掲載ありがとうございました。
12月19日(木) 20時28分27秒 箱の娘 漱石忌法要句会の結果
11月のハマブン句会で、「漱石忌法要句会」の投句のご案内をいたしました。
結果が出ましたのでお知らせいたします。
令和6年 漱石忌法要句会 上位入賞作品
【漱石忌】(105句)
特選 漱石忌古書肆の奥のうすあかり 豊田規容子
次席 付箋また本に貼り足す漱石忌 加藤いろは
三席 坐禅組む足のしびれや漱石忌 桃一
入選 倫敦の灯暗し漱石忌 森坂よしの
野良猫に名を付けて呼ぶ漱石忌 若松節子
静かなる五高の旧舎漱石忌 大島美帆子
ハマブン句会の桃一さんが三席に入賞されました。
おめでとうございます!
他の俳句大会などに挑戦するのは勉強になりますし、自分のレベルをある程度知ることが出来ます。
「他流試合」にどんどん挑戦していきましょう。結果はご本人の承諾の上で掲示板に載せたいと思います。
私? 投句以前の問題があり不戦敗でした……。
12月08日(日) 20時47分53秒 箱の娘 12,1月の兼題
投句箱の蓋が開きました。
季題 「日脚伸ぶ」
詠み込み漢字 「角」 これ自体は季語ではありません。季語を入れてください。
お一人五句
締め切りは平成7年1月31日(金)お間違いなく
皆さまのたくさんの投句をお待ちしています。
12月08日(日) 18時58分28秒 箱男 11月入選句
おめでとうございます。
12月08日(日) 18時55分13秒 箱男 11月入選句コメント6
【今月の入選句】
句会の運営方法:
句会参加者全員に特選一句と入選四句を選んでいただきます。特選は2点、入選は1点と得点化し、それを集計します。集計した結果の上位二句を当月の特選とし、次の上位八句を秀逸句といたします。なお、同一得点の場合の順位は、当番司会者の判断によります。
今月は以下のとおりとなりました。
特選
¬《天井の木目はムンク虎落笛 桃一》
7点句でした。作者は神社の木目がムンクの「叫び」に見えたのでそのまま詠んだそうです。「叫び」の内容は内面の不安や自然を貫く果てしない叫びという解釈があるようです。虎落笛とマッチしているというのが主な評でした。
《ぶら下がる給油ホースや虎落笛 ケーナ》
7点句でした。寒々とした光景が浮かぶ。なんとなく共感してしまう面白い視点になっているという評でした。
12月08日(日) 18時53分51秒 箱男 11月入選句コメント5
秀逸
《虎落笛赤く塗られし地蔵堂 カケス》
5点句でした。塗られた赤と地蔵堂の対比が鮮やかで、塗られた訳や物語(子供を守ってくれた感謝や魔除など)を想像をさせるという評でした。
《役者絵の寄り目おのおの炭爆ぜる ペガサス》
4点句でした。見栄を切る役者絵の目つき手つきと爆ぜる炭の勢いが調和していて、且つ冬の歌舞伎雰囲気が出ているという評でした。
《猫の耳ぴんと立ちをり漱石忌 カケス》
4点句でした。猫と漱石忌は付き過ぎの嫌いがあるが、ぴんと立つ耳に新鮮な現実感があるという評でした。
《恋なんぞ絵空事なり年の暮 王茶堂》
4点句でした。年を重ねて恋を気にしなくなったようでもあり、未練たっぷりのようでもあり、それでも切り替えて新しい年を迎えようとしている気分を、楽しく無理なく表現しているという評でした。
12月08日(日) 18時50分20秒 箱男 11月入選句コメント4
《洋琴のわづかな狂ひ月冴ゆる 真以耶》
4点句でした。ピアノの音の狂いに神経を尖らせている嫌な気分が、狂気を象徴化する月の光や夜のイメージと結びついているという評でした。俳句から離れて、ジャズではわざと調律を変えたピアノを使うホンキートンクのスタイルもあるという紹介がありました。
《童顔を隠すとび職冬の朝 真以耶》
4点句でした。マスクや帽子で隠す隙間から覗く若さと朝の寒さの対比。シャイな若者の可愛さ健気さに関わる色々なストーリーが想像されるという評でした。
《虎造をうつつに聴くや虎落笛 ヒロシ》
3点句でした。「うつつ」の解釈が分かれました。「夢現つ」の「夢」が欠落した「ぼんやりした意識」で広沢虎造の浪曲を聴いたという解釈と、うつつは「現つ」であり、今は亡き虎造を今吹く虎落笛に聴いた隠喩だろうという解釈でした。残念ながら作者が句会に出席されておらず、意図を確認することはできませんでした。
《吐き切ったる息吸ひ込むや虎落笛 ケーナ》
3点句でした。上五の字余りはあまり気にならず、息をしている実感があるという評でした。
12月08日(日) 18時46分49秒 箱男 11月入選句コメント3
その他3得点句の評のいろいろ
《虎落笛押しくらまんじゅう冷たい手 漣》
素直な句という評がありました。ただし、季重なり、三段切れの指摘がありました。
2得点句の評のいろいろ
《それぞれが癖字のありし古暦 桃一》
家族それぞれの意味ならば「が」より「の」の方が良いのではないかという提案がありました。また、助動詞「し」は過去を表すので「あり」につくと「あった」という意味になる。暦に書いたの意味であれば「癖字で書きし」ではないか、という指摘がありました。
《神坐す山の尖りや虎落笛 ペガサス》
山に登る時の心構えを感じたという評でした。また浅田次郎の小説のタイトルを連想したという感想がありました。
《虎落笛路地裏奧の古本屋 真以耶》
虎落笛が迷い込む行き先を想像される。また神田の古本屋を巡った感じそのままという評でした。
12月08日(日) 18時45分50秒 箱男 11月入選句コメント2
《「沈黙」の五島列島星冴ゆる 浜防風》
遠藤周作の著書やそれを原作としたマーティン・スコセッシ監督の映画の題名が「沈黙」。見えるものと見えないものの対比があるという評でした。また「」をつけない効果もあるのではないかとの提案もありました。
《木枯の絵馬打ち鳴らす夜明けかな ペガサス》
木枯しと絵馬がマッチしている。また、音が聞こえるという評でした。
《煤払ひ吾子の絵の母若々し 浜防風》
子供が自分を描いた絵を見ての感慨だったようです。
《不登校三十四万虎落笛 並木》
2023年度の小中学校での不登校が34万人という数字。作者は、この人達からは何も発信されずに事実としてあることにショックを受けたようです。
《針供養おしゃれ地蔵の頬白く カケス》
地蔵の世話をしている女性の心映えを表現されたようです。
12月08日(日) 18時43分17秒 箱男 11月入選句コメント1
一得点句の紹介
《母遺す吾の絵ひとひら冬ぬくし 並木》
《虎落笛未読スルーといふ返信 すみか》
《鬼柚子の絵はがき届く午後の宿 カケス》
《ドラキュラの館軋みて虎落笛 浜防風》
《小春日や明治通りの絵画展 ヒロシ》
《夢追うて二十六年小春かな 並木》
《むささびや哀史埋もるる奥吉野 王茶堂》
《煎り銀杏両ぽけつとの家路かな 桃一》
《いつのまに師走となりぬ一眠り 漣》
《ネロと見る十字架の絵や冬の堂 並木》
《窓枠をすり抜け高き虎落笛 浜防風》
《絵心を誘ふ水辺の小春かな 王茶堂》
《犬丸くまどろむソファー虎落笛 ケーナ》
《傍らでままごとする子毛糸編む すみか》
《町の灯の疎らになりて虎落笛 浜防風》
《漂泊の画家の襖絵初時雨 ケーナ》
《小春日やHere There And Everywhere カケス》
《唐松の落葉時雨や峠道 王茶堂》
《オリオン座友の便りに茶を点てる 漣》
《幾度も熊手に絡む落葉かな ペガサス》
以 上
12月01日(日) 15時59分30秒 箱の住人 無題
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12月01日(日) 15時51分05秒 箱の住人 投句一覧
お待たせしました。11月は63句の投句をいただきました。ありがとうございました。
2024年11月 兼題「虎落笛」 一文字「絵」 一覧表 その1
1.母遺す吾の絵ひとひら冬ぬくし
2.虎落笛赤く塗られし地蔵堂
3.それぞれが癖字のありし古暦
4.小春日の日本列島地球絵図
5.鶏小屋をギィーと開けたり寒卵
6.役者絵の寄り目おのおの炭爆ぜる
7.虎落笛未読スルーといふ返信
8.オリオンや蒔絵の綺羅の色深し
9.鬼柚子の絵はがき届く午後の宿
10.寅さんの四角い背に虎落笛
11.ドラキュラの館軋みて虎落笛
12.小春日や明治通りの絵画展
13.耳につく虎落笛はどこへやら
14.◦描いてちよんの墨絵一茶の忌
15.夢追うて二十六年小春かな
16.天井の木目はムンク虎落笛
17.窓外に雪のちらつく絵画展
18.白黒の輪切りの脳やけさの霜
19.むささびや哀史埋もるる奥吉野
20.ぶら下がる給油ホースや虎落笛
21.冬空や染めし金髪なびかせて
22.どんどんと本の表紙は我の絵や
23.猫の耳ぴんと立ちをり漱石忌