投句数はひとり5句まで
兼題俳句をひとつずつ入れてください
投句後の編集はできません。
11月01日(金) 17時13分20秒 箱の住人 投句一覧[前のページ] [次のページ]
お待たせしました。10月は69句の投句をいただきました。ありがとうございました。
2024年10月 兼題「栗」 一文字「灯」 一覧表 その1
1.切り分けに一点集中栗羊羹
2.団欒の主役は弟栗ご飯
3.よもすがら遅筆の卓や秋灯下
4.幼き日母とゆきたる栗拾い
5.ポケツトをこぼれ落ちたる虚栗
6.食卓の皆の歓声栗おこわ
7.ビロードの椅子の移ろひ秋の宿
8.栗拾ひ子らより親がはしゃぎをり
9.ランプの灯宿守る女や秋深し
10.秋雨やまた雨なのかと嘆く夜
11.幼子のおててにポツン山の栗
12.朝寒やコンクリートの壁のひび
13.紅灯の陰に一輪秋の薔薇
14.せせらぎの包む山宿秋灯下
15.手の甲の円き媼や栗を剝く
16.手の指の長さそれぞれ栗を剥く
17.秋高し静寂(しじま)に不意の落石音
18.スーパーのかごに置きたる栗おこは
19.秋深し竹灯籠に浮かぶ城
20.トラム行き栗焼く匂ひ西の風
21.栗ご飯昔の思ひ出懐かしむ
22.身に入むやファドの小節の懐かしさ
23.独りなれば消さぬと決めし秋灯
11月01日(金) 17時11分32秒 箱の住人 投句一覧
2024年10月 兼題「栗」 一文字「灯」 一覧表 その2
24.割引の今日の夕餉も秋灯下
25.雨だれやショパンの庭の蔦紅葉
26.べいごまや座敷童子の見え隠れ
27.天高しノーモアの灯に平和賞
28.夫との会話のやりとり意味不明
29.冬近し抵抗市民の像の街
30.法灯の消えたる闇や秋しぐれ
31.めげさうなときに黙つて栗を剝く
32.灯に蛾の集まりて宴開き
33.嵐来る百鬼夜行の栗の山
34.秋澄む日自灯明を法とする
35.月光や一村眠る峡の奥
36.中華街栗売るひとの声高く
37.落栗や一本道の朝ぼらけ
38.栗を剥く指先痛くなりてなほ
39.残る日は寅になりたや秋の雲
40.灯台の風景眺む海の音
41.霧の宿外湯へ続くランプの灯
42.蟷螂は涙を見せず食はれけり
43.秋遊徒歩と車に別れけり
44.秋深し長編挑む決意あり
45.焼栗の香る街角狭き空
46.闇夜行く金木犀の覚えあり
47.丹羽栗家路の坂を棘で立つ
48.ケーキ屋の誇らしげなるモンブラン
11月01日(金) 17時10分29秒 箱の住人 投句一覧
2024年10月 兼題「栗」 一文字「灯」 一覧表 その3
49.一灯をかざしてゆかむ秋の風
50.蟋蟀やラジオの音と鳴き比べ
51.毬裂けてなほに寄り添ふ出落栗
52.法灯を点せばひらく秋の闇
53.秋灯下句集に友の折り目あり
54.三世代の終のレジャーや栗拾ひ
55.秋晴れや白峰望む高尾山
56.栗拾い幼き頃の時間なり
57.変はりゆく雨の痛さや冬隣
58.虚栗あつけらかんと口を開け
59.毬栗や湯呑み茶碗の縁の欠け
60.秋霖やマンションの灯は格子状
61.茶巾栗黄地にほっこり一かけら
62.細枝にさばりつきたる柿あまた
63.運動会リレーも消えてなに競う
64.長き尾の彗星見つく暮れの秋
65.寝待月灯火連なる大通り
66.故郷に守られし日日栗落つる
67.日没や赤の灯台波間映ゆ
68.錦秋の流るる川や赤黄色
69.文机にひとつ置きたる虚栗
11月01日(金) 00時36分05秒 箱の住人 無題
投句箱の蓋が締まりました。
10月も沢山の投句ありがとうございました。
投句一覧は後ほど掲示板に載せます。
10月08日(火) 23時11分44秒 箱の娘 10月の兼題
投句箱の蓋が開きました。
季題 「栗」
詠みこみ漢字 「灯」 これ自体は季語ではありません。季語を入れてください。
お一人五句
締め切りは10月31日(木)
皆さまのたくさんの投句をお待ちしています。
10月08日(火) 06時09分12秒 箱男 9月入選句
おめでとうございます。
10月08日(火) 05時57分35秒 箱男 9月入選句コメント5
【今月の入選句】
句会の運営方法:
句会参加者全員に特選一句と入選四句を選んでいただきます。特選は2点、入選は1点と得点化し、それを集計します。集計した結果の上位二句を当月の特選とし、次の上位八句を秀逸句といたします。
今月は以下のとおりとなりました。
特選
¬《初鴨の行進ぺたしぺたしかな 真以耶》
6点句となりました。「ぺたしぺたし」のオノマトペが面白く、中七下五にまたがっていてユーモラスという評でした。「初鴨」の季節感が薄いという意見もありました。
《終点の冷たきベンチ秋北斗 真以耶》
6点句となりました。終電車や旅情を感じさせる「秋北斗」でまとめた点が好評でした。「冷たき」が冬の季語ですので季重なりという指摘がありました。これは作者も気にされていた点です。しかし、「秋北斗」の季節感が上回っているという評でした。
10月08日(火) 05時55分39秒 箱男 9月入選句コメント4
秀逸
《寂しくて笑うてみたり草の花 ヒロシ》
5点句でした。ただの寂しさではない屈折した心情、どうしようもない寂しい心情が表現されています。派手な夏の花とは違う「草の花」の季語がいきているという評でした。
《蜩の声を相手に酒五勺 王茶堂》
3点句でした。物悲しい蜩の声と五勺の酒を飲む男の取り合わせが魅力的という評でした。句会参加者から、なぜ五勺なのかという疑問が出されたところ、作者から「私の歳では十分な量」という答えでした。酒五勺は年齢の表現でもあったようです。
《初鴨や湖の上なる雲一朶 王茶堂》
3点句でした。単純な要素の組み合わせならではの美しさがあるという評でした。
《行く秋や流浪の民の点描画 モンチッチ》
3点句でした。この句は読者の読みと作者の意図が離れたものとなりました。この句を評価した読者は「流浪の民」を現代のロヒンギャ難民、パレスチナ難民など世界に散在する難民と解釈し、時事的問題を伝統的俳句の形式でまとめたものと評価しました。一方、作者が意図した「流浪の民」は山下清の意味であったということです。もちろんそれでも鑑賞できますので、二様の内容で成立することになります。
10月08日(火) 05時54分11秒 箱男 9月入選句コメント3
《手が痛む妻に一口梨をむく 静御飯》
3点句でした。優しい夫の仕草がコンパクトに表現されているという評でした。
《泣き虫はこれでお終ひ小鳥来る 真以耶》
3点句でした。句会参加者の読み方が二つに別れました。子供と小鳥の情景を母の視点から詠んだという読みと「泣き虫はこれでお終ひ」と自分に言い聞かせているという自分視点の読みの二様です。作者の意図は前者でした。公園をそろって散歩していた保育園児たちに小鳥が寄っていく情景を詠んだということです。
《僕たちはまだ点と点星月夜 市之瀬すみか》
3点句でした。若い男女がこれから線で結ばれ星座と成るのか、はたまた流れ星となるのか。「まだ」がいろいろな物語を想像させるという評でした。
《秋暑し点呼取りつつ緑寿旅 睡蓮》
2点句でしたが、当番司会者判断で秀逸になりました。緑寿は数え年六十六歳の祝いです。作者は仲間と旅に行かれたそうです。少人数とはいえ逸れないよう点呼を取りながらの旅。「秋暑し」の季語が効いているという評でした。
10月08日(火) 05時50分52秒 箱男 9月入選句コメント2
その他2得点句の評のいろいろ
《初鴨来鴨屋の屋号残る村 ケーナ》
鴨屋という屋号へ着眼した点が面白い。
《秋の雲わが人生の句読点 王茶堂》
雄大な自然と自分の人生を組み合わせた点に感動します。
《信号の点滅急ぐ夜学校 浜防風》
人生が見えてきます。「急ぐ」を「忙し」にする提案があリました。
《点滅の明き踏切夕化粧 ケーナ》
「点滅」に散らばっている白粉花を感じます。
《主なき家の庭にも柿実る 静御飯》
田舎の実家を思い出します。「家の」「も」がいらないのではないかという意見がありました。
《一碗の白湯に休まる夜長かな 王茶堂》
生活感があります。「休まる」を「休らふ」とする提案がありました。
《暗がりを跳ねる気配や竈馬 浜防風》
竈馬の気配を的確に捉えています。
《夫婦して黙の夕食敬老日 並木》
覚めた高齢夫婦の夕食風景を感じます。
《越え来れば案山子待ちをる峡の村 王茶堂》
過疎地の山村風景を感じます。
10月08日(火) 05時47分58秒 箱男 9月入選句コメント1
一得点句の紹介
《瘦せ鮭や月下の川を遡る ヒロシ》
《点睛を欠きて駄句なり秋の虹 並木》
《川沿いに初鴨来たり散歩道 紅葉》
《君と歩の山霧視界五メートル モンチッチ》
《奧山の幕営の夜長点滅す 静御飯》
《超え来る奥穂高(ジャンダルム)はや霧深む モンチッチ》
《庭紅葉野点を縁で遊びけり 市之瀬すみか》
《一点の曇りのない日秋遍路 漣》
《白露の日ケーキピックは九と一 睡蓮》
《初鴨や友のメールの五年振り ヒロシ》
《貸し借りの帳尻合わせ鰯雲 浜防風》
《初鴨や川の流れに魚飛ぶ 漣》
10月03日(木) 23時04分12秒 箱の住人 無題
句会新方式に伴ない、9月より投票箱を閉鎖いたします。
長い間ありがとうございました。
10月01日(火) 21時59分40秒 箱の住人 掲示板に投句がない方
投句一覧表に投句された句がない方はお手数ですが
下記アドレス(箱の住人)までメールをお願い致します。
kukaibako2023@gmail.com
10月01日(火) 21時50分31秒 箱の住人 投句一覧表
お待たせしました。9月は65句の投句をいただきました。ありがとうございました。
2024年9月兼題「初鴨」 一文字「点」 投句一覧表 その1
1. 瘦せ鮭や月下の川を遡る
2.月見なり団子も用意まん丸や
3.初鴨や木道に落つ二つ影
4.白驟雨軒の雫の点々と
5.初鴨来鴨屋の屋号残る村
6.どんぐりや今日もオーバーツーリズム
7.秋の雲わが人生の句読点
8.月煌々犬の引き綱張り詰めリ
9.信号の点滅急ぐ夜学校
10.へこきむし点取り虫と相なりぬ
11.点睛を欠きて駄句なり秋の虹
12.初鴨や団地が囲む午後の池
13.秋募る瞼に映る点描かな
14.川沿いに初鴨来たり散歩道
15.秋暑し点呼取りつつ緑寿旅
16.初鴨のやにはに鯉の餌むさぼりぬ
17.寂しくて笑うてみたり草の花
18.狗尾草空き家が点々この辺り
19.蜩の声を相手に酒五勺
20.カーブきる帰る燕の鋭さよ
21.初鴨のS字カーブの泳跡波かな
22.君と歩の山霧視界五メートル
23.点滅の明き踏切夕化粧
10月01日(火) 21時48分13秒 箱の住人 投句一覧表
2024年9月兼題「初鴨」 一文字「点」 投句一覧表 その2
24.初鴨のほしいままなり街の池
25.いまどこぞ初鴨待つや湖畔にて
26.秋の山点描映ゆる頃となり
27.箱開けるすだちの香り深呼吸
28.秋近し点々を踏む帰り道
29.奧山の幕営の夜長点滅す
30.奄美からマングース消ゆ蛇穴へ
31.点検の打検響くや豊の秋
32.超え来る奥穂高(ジャンダルム)はや霧深む
33.初鴨や古池の陰憩いけり
34.主なき家の庭にも柿実る
35.庭紅葉野点を縁で遊びけり
36.秋雨や望みの通りの高得点
37.初鴨や湖の上なる雲一朶
38.無宿人も遺産や金の山粧ふ
39.一点の曇りのない日秋遍路
40.初鴨の行進ぺたしぺたしかな
41.中州には順に初鴨ドレミファソ
42.白露の日ケーキピックは九と一
43.終点の冷たきベンチ秋北斗
44.一碗の白湯に休まる夜長かな
45.初鴨や友のメールの五年振り
46.行く秋や流浪の民の点描画
47.固定するオートフォーカス秋の月
48.初鴨や峡に二頭の犬の声
10月01日(火) 21時45分33秒 箱の住人 投句一覧表
2024年9月兼題「初鴨」 一文字「点」 一覧表 その3
49. 秋梅雨スクランブルの交差点
50.来し方の汚点を繋げば線となる
51.出征を見送る祖母や曼殊沙華
52.暗がりを跳ねる気配や竈馬
53.秋苑に紅一点の一位の実
54.運動会日頃の生活直すべき
55.手が痛む妻に一口梨をむく
56.夫婦して黙の夕食敬老日
57.初鴨や行李の向かふ顔あらむ
58.泣き虫はこれでお終ひ小鳥来る
59.貸し借りの帳尻合わせ鰯雲
60.蝉の穴結んでみれば五角形
61.点眼やなべて明るき秋の草
62.越え来れば案山子待ちをる峡の村
63.僕たちはまだ点と点星月夜
64.初鴨や川の流れに魚飛ぶ
65.心電図下に波立ち初嵐
10月01日(火) 00時07分26秒 箱の住人 無題
投句箱の蓋が締まりました。
9月も沢山の投句ありがとうございました。
投句一覧は後ほど掲示板に載せます。
09月09日(月) 21時05分03秒 箱の娘 9月の兼題
投句箱の蓋が開きました。
季題 「初鴨」
詠みこみ漢字 「点」 これ自体は季語ではありません。季語を入れてください。
お一人五句
皆さまのたくさんの投句をお待ちしています。
09月09日(月) 20時22分08秒 箱の住人 投票箱の結果
8月【投票箱】投票結果
おめでとうございます。
投句68句の中から選ばれました投票結果です。今回は、9月1日(日)~6日(金)
「選句の会」までが投票期間でした(計票)18票
1位2票 秋の空飛行機雲の一本線 漣
2票 実家跡売り看板にきりぎりす 浜防風
2票 転院の知らせは三行ちちろ鳴く 真以耶
2位1票 子の靴の泥の乾きや涼新た すみか
勝ち馬の睫毛涼しく瞬けり 白 馬
鰯雲今度は僕が運転手 すみか
新涼や幼なじみの薄化粧 王茶堂
新涼の広場やケーナ鷲の歌 ケーナ
秋の日やアランドロンが昇りゆく 並 木
霧深し奥の院から鐘の声 王茶堂
菩提寺へつづく坂道曼珠沙華 ヒロシ
新涼や庭の小畑夢植える 静御飯
新涼や海岸沿いの白き屋根 川上えりさ
草雲雀天ぷら店の駐車場 浜防風
海沿いの電車短し鰯雲 真以耶
09月09日(月) 14時21分17秒 箱男 8月入選句
おめでとうございます。