投句数はひとり5句まで
兼題俳句をひとつずつ入れてください
投句後の編集はできません。
05月01日(木) 21時14分46秒 箱の住人 訂正[前のページ] [次のページ]
投句一覧に一部訂正があります。こちらのミスです。
68.ひともみな清しく更衣(誤) → ひともみな清しく見えて更衣(正)
一覧表をご確認ください。申し訳ございません。
05月01日(木) 17時10分30秒 箱の住人 無題
投句一覧表に投句された句がない方はお手数ですが、
下記アドレス(箱の住人)までメールをお願いいたします。
kukaibako2023@gmail.com
05月01日(木) 17時07分45秒 箱の住人 投句一覧表
お待たせしました。4月は69句の投句をいただきました。ありがとうございます。
2025年4月 兼題「更衣」 一文字「塗」 一覧表 その1
1.夏の朝輪島塗りの夫婦箸
2.鎌倉や小津に見せたし朧月
3.朧つき塗壁降りし帰り道
4.怠惰なる気分一新更衣
5.新しく買ふことのなき衣更
6.更衣つんつるてんの順送り
7.俳誌添へ無沙汰を詫びる更衣
8.塗り替へし壁輝きて花水木
9.更衣デイサービスの月曜日
10.朧月金に塗るる永田町
11.牡丹へ今一握のお礼肥
12.放課後の話の尽きぬ日永かな
13.更衣とは平安貴族朝寝する.
14.片割れのピアス見つけし衣更
15.危ふしやじわと速まる更衣
16.畦塗機牛馬に替わる最新鋭
17.畔塗の終は手仕事ぱんぱんと
18.血塗られし肥後田原坂風薫る
19.朋友と喜寿の祝ひの粽かな
20.阿修羅像のまぶしきまなこ春深し
21.ふつふつと蕗煮る音や若葉風
22.田楽の味噌は秘伝やあまた塗る
23.更衣室いつまで続く泥試合
05月01日(木) 17時06分42秒 箱の住人 投句一覧表
2025年4月 兼題「更衣」 一文字「塗」 一覧表 その2
24.春空に瑠璃星蝶のとぶごとく
25.みちのくの入り口まぢか花は葉に
26.更衣去年の写真を探し出す
27.塗り替える壁の桜が目立つなり
28額縁の塗り剥がれ落つ日永かな
29.新築の白き塗かべ春夕焼
30.筍や一皮ごとの弁証法
31.苺汁恩師のいなひ同窓会
32.黒塗りの車を止むる子猫かな
33.逝く春や塗り重ねたるゴッホの黄
34.更衣室幼なじみと会う所
35.新緑や旅の終わりの五稜郭
36.どんどんと塗りゆく椿やわが絵画
37.たかんなや能登の塗師の心意気
38.欧州の蜘蛛の囲の果てアウシュビッツ
39.細やかなきめの畦塗奥山田
40.夏浅し香箱座りのあくび猫
41.楠若葉安産祈願の妻夫居て
42.散り際の合図出したる桜かな
43.ダービーや地下道くぐる十八匹(き)
44.春装に添ふる真珠の首飾り
45.夏兆すレジの列入る五百ミリ
46.弥生の庫の鼠返しや風薫る
47.満開の記念写真や更衣
48.交番のいつもの禿頭更衣
05月01日(木) 17時05分22秒 箱の住人 投句一覧表
2025年4月 兼題「衣更」 一文字「塗」 一覧表 その3
49.春爛漫子供の塗る絵桃がない
50.更衣母の形見の帯の衣魚
51.ぎこつなき免許写真や更衣
52.風船の数字大きくバースデー
53.忘れずに今年も来たる夏つばめ
54.二丁目の料理教室夏隣
55.夜着軽く眠りも軽き更衣
56.連休の粥炊く音や麻疹の子
57.朝凪や海へ拡がる機関音
58.春霖や戦艦大和征きし海
59.あゝ荒野読みし明けやら寺山忌
60.塗装剥げしトタン屋根揺るがす春嵐
61.ぬける空山塗りかへる若葉風
62.元絵師の塗り絵三昧老いの春
63.若冲の象かもしれぬ聖五月
64.更衣父の齢を越えにけり
65.春過ぎて夏が来たるや更衣なり
66.引き出しの一つ空きたり衣更
67.龍天に登る愛犬を招ひて
68.ひともみな清しく更衣
69.捨てられぬ吾に叱られ更衣
05月01日(木) 00時32分00秒 箱の住人 無題
投句箱の蓋が締まりました。
4月も沢山の投句ありがとうございました。
投句一覧は後ほど掲示板に載せます。
04月11日(金) 16時56分24秒 箱の娘 4月の兼題
投句箱の蓋が開きました。
季題 「更衣」
詠み込み漢字 「塗」 これ自体は季語ではありません。季語を入れてください。
お一人五句
締め切りは4月30日(水)
皆さまのたくさんの投句をお待ちしています。
04月11日(金) 11時41分48秒 箱男 3月入選句
おめでとうございます。
04月11日(金) 11時29分52秒 箱男 3月入選句コメント7
【今月の入選句】
句会の運営方法:
句会参加者全員に特選一句と入選四句を選んでいただきます。特選は2点、入選は1点と得点化し、それを集計します。集計した結果の上位二句を当月の特選とし、次の上位八句を秀逸句といたします。なお、同一得点の場合の順位は、当番司会者の判断によります。
今月は以下のとおりとなりました。
特選
¬《春うらら老理容師の鼻眼鏡 ケーナ》
8点句でした。名詞を並べただけの構成で気持ちが良い。老理容師の顔が見えるようだと言う評価でした。ただし、「春うらら」は角川の大歳時記では独立した季語として掲載されていないので「春」と「うらら」の季重なりではないかとの指摘がありました。実際には「春うらら」の例句が多く見受けられることから許容範囲なのでしょうということになりました。
《雀には雀の掟山笑ふ ペガサス》
6点句でした。人間社会の変化を思わせるような雀の社会と「山笑ふ」の季語の対比がユーモラスと言う評価でした。作者は雀の群れにもボスがいて威張っているのを観察したそうです。
04月11日(金) 11時28分06秒 箱男 3月入選句コメント6
秀逸
《入港の合図のどかやおけさ節 並木》
5点句でした。佐渡への連絡船は両津港に入る前に下船の準備を促すために佐渡おけさが船内に流される。それを表現したと言うのが作者の弁でした。季語の使い方が良いとの評価でした。
《白杖の音軽やかにライラック 川上えりさ》
4点句でした。ライラックが咲き歩きたくなる気分が白杖に現れている。歩き慣れた道なのだろう。ライラックの香りも感じると言う評価でした。
《清明や部屋に流るるα波 浜防風》
4点句でした。「α波」が新鮮かつ清明との取り合わせの良さ、句の形の良さが評価されました。ただし「流るる」に違和感を感じると言う意見もありました。作者は、ピアノ曲をイメージされたようです。
《跳箱を一段上げて新学期 市之瀬すみか》
4点句でした。進級し子供が成長する喜びを感じると言う評価でした。「上げ」の動詞と「て」ということ因果関係を強く感じさせる助詞をさけるため「一段高く」にする提案もありました。
04月11日(金) 11時26分20秒 箱男 3月入選句コメント4
《夢うつつ屏風の椿落つる音 浜防風》
4点句でした。椿が描いてあるのが屏風であるのが良い。掛け軸だと遠い感じがし、屏風だとすぐ近くで音がしたかのようだと言う評価でした。ただし、描かれた椿は季語として不完全なので、上五を「春の夢」としてはどうかと言う提案がありました。
《荒磯にやどかり走るトトトトト 王茶堂》
4点句でした。作者が子供の頃の鎌倉の腰越の情景を読まれたそうです。オノマトペがユーモラスという評価でした。「走る」の動詞を避けるならここも「トトト」に変えてはという提案もありました。
《山伏の翔けし石段風光る 漣》
4点句でした。山伏の映像が見えるようだ。季語が合っているとの評価でした。
《のどけしや嫗二人のお弁当 ケーナ》
4点句でした。映像が見えること、飾り気がないことが評価されました。
04月11日(金) 11時22分57秒 箱男 3月入選句コメント4
3得点句の評のいろいろ
《春風や頼朝気取り段葛 並木》
頼朝を気取ること、段の題に対して段葛を持ってきたことがユニークと評価されました。
《朧月妻の機嫌もなほる頃 王茶堂》
妻の機嫌を損ねた夫の気持ちが出ていると評価されました。
《階段でグリコじゃんけん長閑なり 睡蓮》
外で遊ぶ子供を見ることが少なくなった昨今、昭和の子供の遊びが長閑に思えるという評価でした。また、小説の「地雷グリコ」を思い出したという句会参加者もいました。
《フんとに疲れるのよね春休み ケーナ》
作者は、電車の中で騒ぐ子供に切れて怒鳴った母親の言葉をそのまま俳句にしたということでした。
《逝く春や初めて握る手の細さ 睡蓮》
寂しく悲しい句だが美しいという評価でした。「初めて握る手」に関し人間関係が分かりにくいという意見もありました。
04月11日(金) 11時20分52秒 箱男 3月入選句コメント3
2得点句の評のいろいろ
《マンションの外階段の別れ霜 ヒロシ》
外階段を使わざるを得ない別れとはどんな事情なのか。映画のワンシーンを見るようだと評価されました。
《木瓜咲くや振り向く朝の通勤者 川上えりさ》
忙しい朝の通勤者と木瓜との取り合わせが評価されました。
《エープリルフール賢治の諭し聞く世界 並木》
四月馬鹿や万愚節とはしないであえて字余りのエープリルフールを選んだ点が評価されました。「賢治の諭し」は、世界が全体幸福にならないうちは個人の幸福はないとか、雨ニモマケズにあるような思想を意味したとの説明が作者からありました。
04月11日(金) 11時19分05秒 箱男 3月入選句コメント2
《夕東風や浮標の揺るる船溜 ヒロシ》
春の太平洋の穏やかな情景がリアルに表現されていると評価されました。
《陸橋を二段上がりで桜かな 浜尾まさひろ》
一段飛ばしで階段を昇った先に桜が見える。その映像が見えると評価されました。
《駆け上ぐる石段尽きて辛夷咲く 真以耶》
石段が尽きるところで辛夷が咲いている。その映像がありありと見えると評価されました。下五を「花辛夷」と名詞で止めた方が落ち着くのではないかという提案がありました。
《置き配の段ボール三つ風光る 浜防風》
「置き配」という現代的の映像が評価されました。置き配が三つもあるということで、新生活が始まる春らしさもあります。作者は「風光る」に段ボールが外気に晒されているイメージを重ねたそうです。
《のどけしや飽かぬ洛中洛外図 ペガサス》
金雲が配された洛中洛外図屏風ののどかさが評価されました。ただし博物館など屋内で見られる屏風に対し、のどけしは屋外の季語である点に違和感を持つという意見もありました。
《花冷の寄り添ふ二人段葛 王茶堂》
仲の良さそうなカップルの姿が花冷えの対比の中で表現されていると評価されました。
04月11日(金) 11時13分38秒 箱男 3月入選句コメント1
一得点句の紹介
《長閑さや庭に猫居る英語塾 市之瀬すみか》
《長閑さや読書三昧金次郎 桃一》
《大道芸囲む人垣風光る カケス》
《序ノ段の栞のリボン春の色 桃一》
《ラジオから春の目覚めのビバルディ 市之瀬すみか》
《段葛往き交ふひとも花明かり カケス》
《春昼やホワイトデーのりぼん解く 市之瀬すみか》
《長閑なり廊下にごろり微睡みて 静御飯》
《長閑しや欠伸大きく獅子の牙 真以耶》
《野遊びの前転後転天は地に ペガサス》
《田打ちして光る黒土ウクライナ 桃一》
《木漏れ日や独眼の鹿角落とす ペガサス》
《長閑さやポチの欠伸に相和して 睡蓮》
《長閑や空旋回の鳶鳴けり カケス》
《のどけしや背伸びする手のヘルメット ケーナ》
《ぱんぱんの空気枕や木の芽時 市之瀬すみか》
以 上
04月01日(火) 19時41分40秒 箱の住人 無題
投句一覧表に投句された句がない方はお手数ですが、
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kukaibako2023@gmail.com
04月01日(火) 19時38分15秒 箱の住人 投句一覧表
お待たせしました。3月は76句の投句をいただきました。ありがとうございます。
2025年3月 兼題「長閑」 一文字「段」 一覧表 その1
1.長閑さや庭に猫居る英語塾
2.春風や頼朝気取り段葛
3.長閑さや読書三昧金次郎
4.朝靄の武蔵野陵や百千鳥
5.柴又の渡しゆらゆら長閑しや
6.恋猫のおたけび馳せり石の段
7.大道芸囲む人垣風光る
8.朧月妻の機嫌もなほる頃
9.忘るまじこの木蓮の白きころ
10.春うらら老理容師の鼻眼鏡
11.長閑とは限らぬ明日自己責任
12.序ノ段の栞のリボン春の色
13.マンションの外階段の別れ霜
14.清明や部屋に流るるα波
15.春の野の切れた鉄線アウシュビッツ
16.長閑しや子やぎは乳を探しをり
17.入港の合図のどかやおけさ節
18.木瓜咲くや振り向く朝の通勤者
19.階段でグリコじゃんけん長閑なり
20.ラジオから春の目覚めのビバルディ
21.山伏の翔けし石段風光る
22.段々と老いることは花の時
23.白杖の音軽やかにライラック
04月01日(火) 19時36分32秒 箱の住人 投句一覧表
2025年3月 兼題「長閑」 一文字「段」 一覧表 その2
24.たて笛の音のはずれや長閑なる
25.雀には雀の掟山笑ふ
26.新芽摘む鳥一瞬に羽ばたけり
27.段葛往き交ふひとも花明かり
28.フんとに疲れるのよね春休み
29.長閑けしや手帳の枠に文字はなし
30.春昼やホワイトデーのりぼん解く
31.長閑なり廊下にごろり微睡みて
32.エープリルフール賢治の諭し聞く世界
33.段落は短くすべし桜散る
34.長閑しや欠伸大きく獅子の牙
35.長閑さや田の面に映る富士山系
36.陽炎の中の母と子海見つむ
37.跳箱を一段上げて新学期
38.のどけしや嫗二人のお弁当
39.夢うつつ屏風の椿落つる音
40.野遊びの前転後転天は地に
41.春の泥段差解消工事場に
42.逝く春や初めて握る手の細さ
43.段々の影踏み上がる山桜
44.面影も十三年目朧なり
45.夕東風や浮標の揺るる船溜
46.雨激し一段落か花の宴
47.サクラ貝寄せては返す長閑な日
48.荒磯にやどかり走るトトトトト
49.光の痕跡雪解野はでこぼこ
50.陸橋を二段上がりで桜かな
04月01日(火) 19時35分03秒 箱の住人 投句一覧
2025年3月 兼題「長閑」 一文字「段」 一覧表 その3
51.猫じゃらし長閑な道を散歩する
52.長閑さや薄目に映る鮮やかさ
53.田打ちして光る黒土ウクライナ
54.木漏れ日や独眼の鹿角落とす
55.長閑さやポチの欠伸に相和して
56.ものの芽や白煙のぼる製鉄所
57.駆け上ぐる石段尽きて辛夷咲く
58.卒業や海に向かつて尿放る
59.長閑や空旋回の鳶鳴けり
60.置き配の段ボール三つ風光る
61.のどけしや伊豆の大島たゆたひぬ
62.眼下にはさくらの道の段葛
63.長閑さや時を忘れし午睡かな
64.蒲公英は空によく合うアラフィフや
65.のどけしや背伸びする手のヘルメット
66.江の島や西にひらけし海長閑
67.春風や河岸段丘駆け下る
68.のどけしや鰈のまなこ砂の内
69.おぼろ夜やブルーライトのお灯明
70.末黒野のジグザグランナー新シューズ
71.のどけしや飽かぬ洛中洛外図
72.雛の目も笑みたたへたる児童館
73.ぱんぱんの空気枕や木の芽時
74.花冷の寄り添ふ二人段葛
75.病室の窓の景色や春の雪
76.窓開けて春の日差しは長閑なり
04月01日(火) 00時49分33秒 箱の住人 無題
投句箱の蓋が締まりました。
3月も沢山の投句ありがとうございました。
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